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【注目銘柄】タンゴヤは期末接近で業績上方修正を見直し売られ過ぎ修正期待を強めて反発
タンゴヤ<7126>(東証スタンダード)は、前日7日に12円高の2330円と5営業日ぶりに反発して引けた。[写真拡大]
【日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部】
タンゴヤ<7126>(東証スタンダード)は、前日7日に12円高の2330円と5営業日ぶりに反発して引けた。同社株は、今年6月13日に今2022年7月期業績の上方修正と自己株式取得を発表したが、この直前の6月7日に昨年8月の新規株式公開(IPO)以来の上場来高値3005円まで買われており、織り込み済みとして2250円安値まで売られ、2300円台固めを続けてきた。この下値では、株価水準がPER10倍台は割安として買い物が再燃した。7月期期末接近とともに未定としている配当の増配を催促するとともに、導入した株主優待制度の権利取りも交錯している。
■4店舗を新規出店しオーダーニットなど新商品ラインアップも
同社の今2022年7月期業績は、売り上げを期初予想の据え置きとしたが、営業利益を期初予想より9900万円、経常利益を同9000万円、純利益を同3900万円それぞれ引き上げ、売り上げ91億6400万円(前期比10.1%増)、営業利益5億1000万円(同65.0%増)、経常利益5億2000万円(同62.5%増)、純利益3億2000万円(同31.1%増)と連続の2ケタ増益を見込んでいる。スーツをオーダーメードするSPA(製造小売り)として期中に4店舗を新規出店して店舗数を30店舗に拡大させ、コーディネート商品のオーダーニット、レディスオーダーコートなどを新商品ラインアップに加えたことから売り上げが2ケタ増収と伸び、利益は、効率的な生産体制を構築したことから上ぶれた。
今7月期配当は、未定としているが、前2021年7月期業績も、IPO時の予想業績を上ぶれて着地したことから年間19円(前々期実績14円)に増配しており、今期も、一部で19円~22円とも観測されているだけに、この再現も期待され今後、催促の動きも想定される。なお新規導入された株主優待制度は、対象株主は200株以上保有の株主となるが、200株保有で同社の買い物優待券1万円分が贈呈される。
■PERは10倍、25日線から7%超の下方かい離と再騰チャンス含み
株価は、公開価格1600円でIPOされ1703円で初値をつけ上場来安値1360円へ調整したが、今7月期業績の続伸予想でストップ高を交えて2589円高値まで買い直された。同高値からは、ロシアのウクライナへの軍事侵攻による世界同時株安の波及で1850円まで再調整、同業他社の銀座山形屋<8215>(東証スタンダード)のストップ高にツレ高し上場来高値3005円まで買い進まれた。このため業績上方修正では織り込み済みとして2250円まで下げ2300円台での下値固めを続けてきた。PERは10.7倍、テクニカル的にも25日移動平均線から7%超の下方かい離と売られ過ぎを示唆し再騰含みとなっており、期末を迎え再び最高値も意識されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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