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「sad」だけでない! イギリス英語で悲しみを表す日常的なフレーズ3選
英語で「悲しい」と言えば「sad」だが、イギリス英語の日常会話では「sad」以外の表現も多数使われる。悲しいことを伝える表現を知っておくのも、英語でのコミュニケーションに役に立つだろう。そこで、イギリスでは日常的に耳にする「悲しい」を表す表現を3つ紹介しよう。
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■gutted
「gut」とは「胃腸」や「はらわた」を表す名詞だが、動詞としても「内臓を取る」や、そこから派生して「(建物などの)内部を破壊する」といった意味で使われる。このイメージから、イギリス英語では「I’m gutted」などと形容詞的に用いて、「悲しみ」、「落胆」、「狼狽」などの感情を表すことがよくある。
単に「悲しい」というだけでなく、「がっかりした」という意味合いが含まれる。たとえば、コンサートのチケットが売り切れてしまった時なら、「The concert tickets are sold out. I am gutted!」のように使う。イギリス英語では定番の表現なのでぜひ覚えておこう。
■having a strop
「strop」とは刃物を研ぐための道具「革砥(かわと)」を意味する名詞だが、「having a strop」で人が悲しんでいる様子を表すことができる。
他人のことを言う時に主に使われるフレーズだが、使用には注意が必要だ。というのも、この表現は、子どもっぽく癇癪を起こしているような状態を指す非常にインフォーマルなフレーズだからだ。ネガティブなニュアンスが強いので、直接使う場合はかなり親しい関係の人に限られるだろう。たとえば、「Are you okay? You look like you are having a strop.」のように使う。
■cheesed off
食べ物のチーズとは直接関係がないが、「cheesed off」とは悲しみと怒りが入り混じったような感情を表現するフレーズだ。「うんざりする」、「イライラする」、「がっかりした」といったニュアンスに近いだろうか。このフレーズが使われ始めたのは1940年代と言うから、まだ比較的歴史は浅い。
アメリカではまず耳にすることはないが、イギリスでは身近な表現としてSNS等でもよく使われている。マイルドな表現なので、子どものいる状況でも安心して使える。たとえば、「I spilled tea over my shirt. I’m so cheesed off now.」といった感じだ。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る)
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