トルコリラ円今週の予想(5月30日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2022年6月2日 09:54

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記事提供元:フィスコ

*09:54JST トルコリラ円今週の予想(5月30日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『売りが継続しよう』と述べています。

続けて、『4月のトルコ消費者物価指数(CPI)は前年同月比で69.97%、前月比では7.25%それぞれ上昇した。国際会計基準上、ハイパーインフレとみなされる「3年間で累積100%以上の物価上昇」が起きている』と伝え、『このような危機的な状況下、トルコ中央銀行は26日の金融政策決定会合で、主要政策金利を14.0%に据え置くことを決めた。据え置きは5会合連続。トルコ中銀は、強力な対策が講じられ、物価の上昇は鈍化する見通しだと強調した。名目金利からインフレ率を差し引いた実質金利は、およそ−56%に落ち込んでおり、中銀の見通しには説得力に欠ける』と見解を述べています。

次に、『今週は31日に第1四半期GDPが発表される。前年比予想で+7.5%と前回の+9.1%から大幅に落ち込む見込み』、また、『3日には5月消費者物価指数(CPI)が発表される。前年比予想74.00%と前回の+69.97%より大幅に上昇する見込み。同日発表される5月生産者物価指数(PPI)は前年比予想+128.00%と前回の+121.82%より大幅に上昇する見込み。民間調査によると実際のインフレ率は156%程度との試算もあり、市場はより悲観的に受け止めそうだ。実質金利の一段の低下を背景にリラにはさらに売り圧力がかかるだろう』と考察しています。

また、『北欧のフィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟には否定的な立場を取っているが、欧米関係の悪化が懸念されていることもリラの重石になろう』と述べています。

こうしたことから、陳さんは、トルコリラ円の今週のレンジについて、『7.20円~8.50円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月31日付「トルコリラ円今週の予想(5月30日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《FA》

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