日本周辺で「異常な雨」が増加

2022年5月11日 17:09

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 NOAA(アメリカ海洋大気局)の村上裕之研究員のグループが過去およそ40年間の日本周辺の雨の降り方の変化を人工知能などで分析した結果、雨の量が極端に多かったり雨の範囲が非常に広かったりする「異常な雨」が西日本を中心に増えていることがわかった。原因は地球温暖化によるものだという(NHK)。

1977年から2015年までの38年間の日本の降水データを人工知能に学習させ、雨の量が極端に多かったり範囲が非常に広かったりというケースを「異常な雨」として抽出したところ、1977年が6.1日だったのに対し、2015年は12.3日とおよそ2倍になった。特に中国地方、四国、九州、奄美、沖縄の西日本で顕著に増えているという。この「異常な雨」の増加は人間の活動に伴う地球温暖化の影響であり、2050年に年間およそ19日と1977年のおよそ3倍になると予測された。

日本沈没とはもしかしたらこのことかもしれない。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 地球 | サイエンス

 関連ストーリー:
気象庁検討会、8月の記録的大雨は地球温暖化などの影響もある 2021年09月16日
10日は東北などは大荒れの天候、北海道では10月上旬並みの気温、関東では八王子で39.0℃の猛暑 2021年08月11日
九州豪雨で運営者が犠牲となった「電脳女将」の宿、建物を観光協会が活用 2021年07月07日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事