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コロナ禍、社長の後悔「デジタル化を進めておけばよかった」がトップ
オンリーストーリーが「コロナ禍での経営者の後悔に関する調査」。後悔のトップは「デジタル化を進めておけばよかった」27.6%。[写真拡大]
コロナ禍で様々な生活様式や働き方の変容が起こった。中にはコロナの終息で元に戻る可逆的なものもあるが、ポストコロナでも継続される不可逆的なものも多い。その代表はテレワークやオンライン会議、オンライン商談などICT利用に関わるものだ。コロナ前から働き改革の中で推進されるべきと認識されていたにもかかわらず実績を伴わなかったテレワークなどのDX推進はコロナ禍での感染予防対策の必要性からようやく動き始めたといった感じだ。多くの企業がコロナ禍でマイナスの影響を受けた中で、ICTを上手く活用できた企業がマイナスの影響を最小にとどめるか、逆にプラスに転化させており、コロナ禍での業績はICT活用のあり方によって大きな格差となって現れている。
経営支援SaaSを運営するIT企業の株式会社オンリーストーリーが4月27日、経営者109人を対象に4月中旬に実施した「コロナ禍での経営者の後悔に関する調査」の結果を公表している。この中で、「コロナ禍における経営に対する後悔は何か」と聞いた結果では、「デジタル化を進めておけばよかった」と答えた者の割合が27.5%と約3割に達し最も多く、デジタル化の遅れでテレワークやオンライン会議などコロナ禍でのICT活用が円滑に進まなかった様子を示唆している。次いで「人材の定着、育成にもっと注力しておけばよかった」が22.5%、「有事を想定した事業計画を作っておけばよかった」21.6%と、以上の3つが2割を超えて上位に来ている。
また、「コロナ禍において『新たな人脈づくりや情報収集機会づくり』が重要だと思うか」と尋ねた結果では、「非常にそう思う」が45.1%、「ややそう思う」34.3%となっており、両者を合わせると79.4%と約8割の者がコロナ禍で「人脈と情報収集機会」が重要だと認識したようだ。その理由を複数回答で尋ねた結果では、「人脈拡大が売上につながる」が56.8%、「異業種同士で意見交換すると、新しいアイデアが浮かぶ」54.3%、「良いビジネスパートナー・提携先に出会えるチャンスがある」53.1%と、以上の3つが半数超えで上位に来ている。コロナ禍での業態変更や他業種参入、労務管理体制の改革を推進する中で、人脈の広さ、特に異業種人脈の存在が重要という認識をもったようだ。
現在、推進されているものの実績が現れないDXも多分に人材、人脈の不足によるところが大きい。人材・人脈の最適なマッチングがポストコロナに向けた改革で重要なようだ。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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