EUのエネルギー供給と調達については予断を許さない状況が続くか

2022年3月8日 17:08

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記事提供元:フィスコ


*17:08JST EUのエネルギー供給と調達については予断を許さない状況が続くか
 欧州連合(EU)は3月10−11日にフランスで首脳会議を開催するが、ロイターの報道によると、ロシアからの石油・天然ガス・石炭の輸入を徐々に縮小していくことで合意するとみられている。EUの資料によると、現時点でEUはロシアからのガス輸入が全体の45%、石油輸入は約3分の1、石炭輸入は約50%を占めているようだ。ロシアがEU向けの輸出を大幅に制限した場合、エネルギー供給不足でEU経済は著しく混乱する可能性がある。このための対策としてEUは、エネルギー供給と調達の多様化、再生エネルギー普及を加速させることなどを検討しているもよう。ただ、計画の実現にはある程度の時間がかかるとみられており、EUのエネルギー供給と調達については予断を許さない状況が続くとみられる。《MK》

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