JPX金、7000円越えを目指す流れになるか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2022年2月21日 10:00

印刷

記事提供元:フィスコ


*10:00JST JPX金、7000円越えを目指す流れになるか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、JPX金について『7000円越えを目指す流れになるか?』と述べています。

次に、『16日のNY金は、ウクライナ情勢をめぐる楽観的な見方が後退し、再び地政学リスクが高まり、1870ドル台に反発した』と伝えています。

続けて、『ロシア軍部隊の一部が15日に撤退しているとの報道を受けてNY金は急落した。しかし、バイデン大統領は15日、ホワイトハウスでの会見で、ロシア軍によるウクライナ侵攻は「依然あり得る」と発言。また、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長もこの日、軍部隊の一部撤収を開始したとするロシアの発表について、「今のところ現場に緊張緩和は見られない。逆にロシアは軍の増強を続けているようだ」との見方を示した。ロシア政府が軍部隊の撤収開始を主張しているにもかかわらず、ブリンケン米国務長官は16日、ロシアが中枢部隊をウクライナ国境にさらに近づけていると述べた』と解説しています。

これに加え、『米連邦準備制度理事会(FRB)が、市場が期待しているほどタカ派的でないとの見方も金相場には支援要因となった』と言及、『1月に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、見込み通りにインフレが低下しなければ、想定を上回る速いペースでの利上げが適切との見解で一致していたことが分かったが、「会合ごとに適切な政策スタンスを決める」方針も確認した。性急かつ大胆な利上げについては留保する姿勢を見せた。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、あまりに積極的なFRBの利上げは景気を落ち込ませ、景気後退を招く恐れがあると警告した』と伝えています。

さらに、『こうした中、NYダウの地合いが好転しないことも安全資産である金に支援要因になっている』と述べています。

こうしたことから、陳さんは、『JPX金はNY金の反発に連れて6900円台に上昇し、7000円の大台に迫りそうだ。RSIは一時70%を超えたが、昨日の反落によって過熱感もやや解消されたといえよう。仮に7000円に上昇すれば2020年8月10日以来の事になる』と考察しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の2月17日付「JPX金、7000円越えを目指す流れになるか?」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《FA》

関連記事