Intel、RISC-Vの標準化団体「RISC-V International」に加盟へ

2022年2月15日 11:51

印刷

記事提供元:スラド

Intelのファウンドリ事業部門「Intel Foundry Service(IFS)」は7日、オープンソースのRISC-Vの標準化団体である「RISC-V International」に加盟すると発表した。顧客からの強い要望を受けて、RISC-Vエコシステムの主要パートナーと協力し、各市場に最適化した検証済みRISC-V IPコアを提供していく方針であるという。同社はx86、Arm、RISC-Vという3種類のISAに最適化された製品が提供可能になることから、より多くのファウンドリ事業の顧客を獲得につながるとしている(IntelTECH+PC WatchZDNetITmedia)。

合わせてIFSのファウンドリー・エコシステムを構築するため、ブレイクスルー技術を持つ新興企業などを対象にした10億ドル規模のファンドを設立した。このファンドでは、知的財産(IP)、ソフトウェアツール、革新的チップのアーキテクチャ、高度パッケージング技術などを持つ企業への投資を行う。複数のベンダーが持つ設計IPやプロセス技術をとりまとめるオープンなエコシステム「Open Chiplet Platform」をクラウドサービスプロバイダと実現していくとしている。 

スラドのコメントを読む | オープンソースセクション | オープンソース | ハードウェア | Intel

 関連ストーリー:
アップル、Arm技術と競合する「RISC-V」のプログラマーを募集 2021年09月16日
命令数を4種類に限定することでIoT向けに最適化したCPUアーキテクチャ「SubRISC+」 2021年02月24日
RISC-V Foundation、地政学的リスクを避けるためスイス法人設立・移転へ 2019年11月29日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事