『ナイトメア・アリー』がアカデミー賞4部門ノミネート! 日本公開は3月25日

2022年2月10日 11:14

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©2021 20th Century Studios. All rights reserved.

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 3月25日(金)に日本公開を迎える映画『ナイトメア・アリー』が、第94回アカデミー賞で4部門にノミネートされた。

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■『ナイトメア・アリー』がアカデミー賞4部門ノミネート

 22年2月8日、ストリーミング配信にて第94回アカデミー賞のノミネートが発表された。作品賞の最有力候補とも言われる『ウエスト・サイド・ストーリー』や、Netflixで配信された『パワー・オブ・ザ・ドッグ』など、話題作が次々とノミネート。濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が日本映画史上初の作品賞にノミネートされ、日本映画界にも衝撃が走った。

 そんな中、3月25日より日本公開予定の映画『ナイトメア・アリー』も、作品賞をはじめ、撮影賞(ダン・ローストセン)、美術賞(プロダクションデザイン/タマラ・デヴェレル、セットデコレーション/シェーン・ヴィア)、衣装デザイン賞(ルイス・セケイラ)の4部門にノミネートされ、受賞への期待が高まっている。アカデミー賞授賞式は3月27日午後5時より開催される予定だ。

■異才ギレルモ・デル・トロ監督が手がけるサスペンス・スリラー大作

 映画『ナイトメア・アリー』を手がけたのは、異才監督ギレルモ・デル・トロ。彼の監督作『シェイプ・オブ・ウォーター』(17年)は世界的に絶賛され、第90回アカデミー賞で作品賞と監督賞を含む4冠に輝いた。

 そんなデル・トロ監督が今回映画化に挑んだのは、1946年に出版された傑作ノワール小説「ナイトメア・アリー 悪夢小路」。ある巡回カーニバルを舞台に、奇術師の青年が1人の女性と出会い、そして辿りゆく運命を描く。

 誰にも真似できない、デル・トロ監督独自の神秘的かつ不気味な世界観と、造形&映像美により、唯一無二のサスペンス・スリラー大作に仕上げられている。もちろん監督だけでなく、撮影、美術、衣装デザインなどあらゆる部門において素晴らしい才能が集結したことが、アカデミー賞のノミネートで証明されたとも言えるだろう。

■ブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェットらキャスト陣も豪華

 ショービジネスでの成功を目指す青年スタンを演じるのは、ブラッドリー・クーパー。彼は『世界にひとつのプレイブック』(12年)などで、俳優として4度アカデミー賞にノミネートされている。また、スタンが出会う謎めいた女性精神科医を、『ブルージャスミン』(13年)などで2度のオスカーに輝くケイト・ブランシェットが演じる。

 さらにトニ・コレット(『リトル・ミス・サンシャイン』)、ウィレム・デフォー(『スパイダーマン』シリーズ)、ルーニー・マーラ(『ドラゴン・タトゥーの女』)ら、オスカー常連の顔ぶれが揃う。

 賞レースの結果にも注目しつつ、キャスト・制作陣ともに超豪華な本作をぜひお見逃しなく。(記事:ヤスダ ユウカ・記事一覧を見る

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