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【チャートで見る株価】わらべや日洋は陽線包み足示現でトレンド転換を示唆
わらべや日洋ホールディングス<2918>(東1)は、1月14日につけた直近安値1782円からのリバウンド幅を拡大させている。同社株は、今年1月11日に今2022年第3四半期(2021年3月~11月期、3Q)決算とともに・・・。[写真拡大]
【日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部】
■増配と優待廃止が綱引きも3Q高進捗率業績が買い手掛かりに
わらべや日洋ホールディングス<2918>(東1)は、1月14日につけた直近安値1782円からのリバウンド幅を拡大させている。同社株は、今年1月11日に今2022年第3四半期(2021年3月~11月期、3Q)決算とともに、今期通期配当の増配と株主優待制度の廃止を発表、好悪材料の綱引きで直近安値へ200円超幅の急落となったが、3Q業績が、昨年10月に上方修正された今2月期通期予想業績に対して高利益進捗率を示したことを見直し下げ過ぎ修正買いが増勢となった。テクニカル的にも直近安値当日の大引けの反発で陽線包み足を示現しており、トレンド転換を示唆したとして買い手掛かりとなっている。
■3Qの通期利益進捗率は95%を超え純利益は超過着地
同社の今2022年2月期3Q業績は、売り上げ1447億300万円(前年同期比1.1%減)、営業利益42億9200万円(同45.8%増)、経常利益50億5700万円(同52.5%増)、純利益32億2800万円(同3.82倍)と連続減収、大幅増益転換で着地した。売り上げは、人材派遣事業から撤退したことで小幅減となったが、利益は、食品関連事業が前年同期の大幅販売減から回復し、海外事業も好調に推移し、食材関連事業で前年同期に計上した棚卸資産の評価損失が一巡したことなどが寄与してV字回復した。昨年10月に上方修正された今期通期業績に対する利益進捗率は、営業利益、経常利益で95%超、純利益は2800万円上回った。
今2月期通期業績は上方修正値を据え置き売り上げ1920億円(前期比1.2%減)、営業利益45億円(同35.1%増)、営業利益53億円(同42.8%増)、純利益32億円(同4.69倍)と見込んでいる。なお今期配当は、配当と株主優待制度の2本建てとしていたのを株主平等の原則に基づき配当金による直接的な利益還元策とすることに変更して優待制度を廃止し、連結配当性向25%をメドとする配当方針に従って年間50円(前期実績40円)に増配する。
■陽線包み足示現でトレンド転換を示唆しまず25日移動平均線回復へ
株価は、今期第1四半期業績のV字回復に新型コロナウイルス感染症の感染拡大の「第5波」による巣ごもり関連のテイクアウト関連人気が加わり昨年来高値2634円まで急伸し、今期業績の上方修正も「第5波」収束の反動懸念で1900円台まで調整し、増配と優待制度廃止の綱引きで1782円安値まで再調整した。PERは10.2倍、PBRは0.74倍と下げ過ぎの上に主力納入先のセブン&アイ・ホーディングス<3382>(東1)の今2月期業績の上方修正も波及して同安値からリバウンド、陽線包み足を示現して上昇トレンド転換を示唆した。まず25日移動平均線水準の2000円大台を回復し、昨年11月高値2292円への意識を強めよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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