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カインズなど、システム会社と提携してスマートカーライフ事業展開へ
オートアールズの店舗(カインズ発表資料より)[写真拡大]
ベイシアグループのホームセンター大手・カインズとカー用品チェーンのオートアールズ、ベイシアグループ総研は、自動車整備工場向けにクラウドシステムを提供するファーストグループと資本業務提携を結んだ。クラウドシステムの導入で本格的にスマートカーライフ事業に乗り出す。
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提携は2021年11月26日付。ファーストグループのクラウドシステム「cars(カーズ)」を活用したスマートカーライフ事業や、スマートモビリティ事業の推進を目的としている。ベイシアグループでファーストグループの第三者割当増資を引き受けたが、金額や取得株数などは公表していない。
カーズは自動車整備工場向けのシステムで、業務の効率化を助ける。顧客や車両の情報を一括管理して適切な時期に来店を促す案内の送付や予約、アンケートのデジタル管理もできる。
ベイシアグループでは、車検やタイヤ、オイルの交換などを手掛けるオートアールズでカーズを導入。車検の案内を送付するなど、顧客サービスの向上を目指してスマートカーライフ事業を展開する方針だ。カインズは郊外を中心に出店しており、来店客の多くがマイカーでやってくる。集めた顧客情報を基にしてカーライフをより快適にする新サービスを今後、検討する。
ベイシアグループは2021年2月期決算でカインズを中心に売上高1兆円を初めて突破し、流通業界で旋風を巻き起こしている。東急ハンズを買収して都心部への進出を図ると同時に、力を入れているのがDX(デジタルトランスフォーメーション)。DXのプロと呼べる人材を次々に招き入れ、DX戦略を推進している。
今回の提携もその一環とみられ、単なる顧客サービスの向上にとどまらない新サービス、新事業の展開を視野に入れているもようだ。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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