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【どう見るこの株】ランディックスは上値試す、22年3月期大幅増収増益予想、さらに上振れの可能性
【日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部】
ランディックス<2981>(東マ)は富裕層をメインターゲットとする不動産関連のsumuzu事業を展開している。22年3月期大幅増収増益予想としている。第2四半期累計の進捗率が高水準であり、通期予想は上振れの可能性が高いだろう。収益拡大基調を期待したい。株価は急伸して年初来高値を更新した。その後は19年12月の上場来高値を抜けずに一旦反落の形となったが、素早く切り返しの動きを強めている。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。
■富裕層向けをメインターゲットとする不動産関連sumuzu事業
不動産売買・仲介や注文住宅マッチングを行うsumuzu(スムーズ)事業を主力として、ビル・マンション等の賃貸を行う賃貸事業を展開している。
sumuzu事業は建築業者と連携した建築請負マッチングプラットフォーム「sumuzu Matching」を運営し、東京都城南エリアを中心に富裕層顧客をメインターゲットとしていることが特徴だ。富裕層は収益物件の追加購入や買替などで複数回の不動産取引を行う傾向があり、富裕層顧客データストックが既存顧客のリピート利用や紹介による高い成約率につながっている。
さらに22年3月期からは富裕層向け収益用不動産事業を本格展開し、21年6月にはプラスαの建売住宅「Relax&Green」を販売開始した。
なお22年3月期第2四半期累計の成約顧客のうち3割程度がリピート・紹介顧客による取引だった。22年3月期第2四半期末時点の累計顧客データストックは前年同期比47.2%増の2万4875となった。
■22年3月期大幅増収増益予想、さらに上振れの可能性
22年3月期の連結業績予想は、売上高が21年3月期比21.8%増の100億円、営業利益が63.6%増の11億円、経常利益が64.3%増の10億50百万円、親会社株主帰属当期純利益が51.4%増の6億50百万円としている。
第2四半期累計は売上高が前年同期比54.0%増の、営業利益が6.3倍の10億06百万円、経常利益が6.8倍の9億86百万円、親会社株主帰属四半期純利益が6.8倍の6億45百万円だった。主力のsumuzu事業が牽引した。本格展開を開始した収益用不動産事販売も寄与した。
コロナ禍の影響の不透明感や先行投資実施の可能性などを考慮して通期予想を据え置いたが、第2四半期累計の進捗率は売上高51.6%、営業利益91.5%と高水準だった。通期予想は上振れの可能性が高いだろう。収益拡大基調を期待したい。
■株価は上値試す
株価は急伸して年初来高値を更新した。第2四半期累計の大幅増益も好感した。その後は利益確定売りが優勢になり、19年12月の上場来高値を抜けずに一旦反落の形となったが、素早く切り返しの動きを強めている。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。12月3日の終値は3500円、時価総額は約99億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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