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パソナ、アバター人材育成の「淡路アバターセンター」 AVITAと協業しBPO拠点に
淡路アバターセンター外観(画像:パソナグループの発表資料より)[写真拡大]
パソナグループは15日、アバター人材の育成とアバターを活用したBPOサービスの拠点として、「淡路アバターセンター」を開設すると発表した。開設場所は、兵庫県淡路市のパソナワーケーションハブ鵜崎内。11月17日にオープンを予定している。
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淡路アバターセンターの開設は、パソナグループが推進してきた「アバター人材雇用創出プロジェクト」の流れを受けて実施する。同プロジェクトは、インターネットのバーチャル(仮想的)な空間でアバターを活用。販売・営業・受付・案内・相談等の対人接客業務を行う人材派遣サービスや、BPOサービスの提供、地域情報の発信等による地方創生への貢献を目指す。2021年10月より、アバター関連事業を手がけるスタートアップ企業のAVITAと協業で推進している。
淡路アバターセンターでは、人材育成としてアバターの操作やアバター接客、遠隔コミュニケーション、各種業務スキル等の研修を実施。BPOサービスとしては、前述のような対人接客業務のBPO・人材派遣のサービスを提供するという。
センター開設後は、第1弾としてアバターによる遠隔地での接客販売を予定。サービス提供は、アバターが接客する店舗としてAVITAが11月10日にオープンした期間限定ストアで行う。場所は大阪道頓堀で、店内ではドリンク(クラフトコーラ)を販売。現在はアバター接客なしで商品販売を行っている。
サービス提供には、AVITAが開発した3次元CGアバターと、アバターでのリモートワークに特化した「アバターコミュニケーションツール」を活用。淡路アバターセンターのスタッフが、現地のサイネージに表示されるアバターをリモートで操作し、ドリンクの接客販売を行う。実施期間は、11月23日~12月12日を予定。同時にアバター販売の効果検証も行うという。
アバターを活用したリモートでのサービス提供は、様々な理由で物理的な移動が難しい人の就業を可能にし、デジタル空間や新しい領域の雇用を創出すると期待されている。VR(仮想現実)・AR(拡張現実)、メタバースなど仮想空間を用いたサービス提供の機会が増える中、その実現可能性はさらに高まると見込まれる。
パソナグループは今回のセンター開設により、アバター人材の育成と共に、企業の雇用あり方のDX推進・サポートを目標に掲げている。その先に、多様な人材が活躍できる社会の実現を目指すという。(記事:三部朗・記事一覧を見る)
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