【どう見るこの株】内外テックは戻り試す、22年3月期大幅増収増益予想、さらに上振れ余地

2021年9月28日 07:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

内外テック<3374>(JQ)は、半導体製造装置用部品の仕入販売、および組立・保守等の受託製造を2本柱としている。半導体市場の拡大を背景に22年3月期大幅増収増益予想としている。さらに上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は8月の直近安値圏から切り返して反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。

内外テック<3374>(JQ)は、半導体製造装置用部品の仕入販売、および組立・保守等の受託製造を2本柱としている。半導体市場の拡大を背景に22年3月期大幅増収増益予想としている。さらに上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は8月の直近安値圏から切り返して反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。[写真拡大]

【日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部】

 内外テック<3374>(JQ)は、半導体製造装置用部品の仕入販売、および組立・保守等の受託製造を2本柱としている。半導体市場の拡大を背景に22年3月期大幅増収増益予想としている。さらに上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は8月の直近安値圏から切り返して反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。

■半導体製造装置用部品の仕入販売と受託製造

 半導体製造装置用部品(空気圧機器、真空機器など)の仕入販売、および組立・保守等の受託製造を2本柱としている。21年3月期の構成比(調整前)は売上高が販売事業82.5%、受託製造事業17.5%、営業利益が販売事業62.5%、受託製造事業37.5%だった。

 トータル・サプライチェーン・プランナー企業として、モノづくりができる「メーカー商社」である。販売先は東京エレクトロン<8035>グループが約7割を占めている。

 成長戦略として、半導体製造装置の「高真空分野のNO.1プロバイダー」を目指し、従来ビジネスの安定化や新事業領域への挑戦を推進している。これまで培われた商社・製造機能を礎にして新たな顧客サービスも展開する方針だ。なお半導体市場の拡大に対応し、受託製造事業拡大に向けて東北地区に新工場建設を計画している。

■22年3月期大幅増収増益予想

 22年3月期の連結業績予想は、売上高が21年3月期比12.2%増の300億円、営業利益が33.4%増の14億円、経常利益が33.0%増の13億80百万円、親会社株主帰属当期純利益が25.2%増の9億30百万円としている。配当予想は5円増配の67円(期末一括)である。

 第1四半期は受注が好調に推移して売上高が前年同期比15.9%増の80億88百万円、営業利益が11.3%増の3億88百万円、経常利益が10.2%増の3億83百万円、親会社株主帰属四半期純利益が5.3%増の2億19百万円だった。販売は16.7%増収で37.9増益、受託製造は10.6%増収で12.0%減益だった。

 通期も受注が好調に推移して大幅増収増益予想としている。セグメント別計画は販売が11.8%増収で24.3%増益、受託製造が8.9%増収で47.2%増益の計画としている。第1四半期累計の進捗率は売上高27.0%、営業利益27.7%と順調だった。半導体市場の拡大を背景として、さらに上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価は6月の年余来高値圏から急反落したが、8月の直近安値圏から切り返して反発の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。9月24日の終値は3060円、時価総額は約108億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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