ワクチン接種求めない求人掲載のサイト誕生 米国で

2021年9月22日 07:41

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 従業員や求人にコロナワクチン接種を義務化するアメリカの企業が増える中、2021年8月末に設立されたばかりのテキサス州の会社Freedom Job Network(FJN)が運営する同名のサイトでは、ワクチン接種を必要としない求人を掲載している。サイトは開設されたばかりということで、最低47ドルの掲載料が無料となっている(Natural News)。

またサイトにはワクチン接種を必要としない大学や専門学校などが一覧になっているページがあり、9月17日現在3512校が掲載されている。

てっきり反ワクチンの会社だらけかと思ったが、「Remote」と書かれている求人が沢山掲載されていて、遠隔での仕事の場合は職場も行かずに人と物理的に接触しないためワクチンの確認すら不要ということで、なるほどと思った。

 米バイデン政権は、100人以上の労働者を雇用するすべての企業に対し、従業員にCOVID-19ワクチン接種完了証明もしくは週1度の感染検査の陰性結果を提出させることを義務付ける方針を取っている。この方針では、病院、在宅介護など全ての医療従事者や公的医療保険制度を利用する介護などの業種で働く労働者に対してワクチン接種を義務付けている(ホワイトハウス)。Natural Newsの記事によれば、この「FREEDOM JOB NETWORK」という求人掲示板では、従業員がCOVID-19ワクチンを接種しなくてもできるさまざまな仕事が一覧として掲載されている。タレコミにあるように求人はリモートでできる業種が中心だが、中には政府が義務付け方針を示した介護施設や医療従事者関連の業種も少数含まれている。なおこれらもリモート業種のみの募集となっているようだ。

 これに関連して、米国ではワクチン接種完了証明書が盗難されたり、偽造されたりするケースが増加しているという。ロサンゼルスでは接種会場で未使用のカード500枚以上盗難される事件があり、会場スタッフが逮捕される事件も起きている。このほか、カリフォルニア州で偽造カードを1枚20ドルで販売した人物なども出ているそうだ(GIGAZINEテレ朝ニュース

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