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【どう見るこの株】ヴィッツは反発の動き強める、22年8月期収益拡大期待
ヴィッツ<4440>(東1)は、自動車・産業製品向け組込ソフトウェア開発を主力としている。9月14日には新規事業としてサービスデザイン事業を開始すると発表した。21年8月期は先行投資などで減益予想だが、22年8月期の収益拡大を期待したい。[写真拡大]
【日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部】
ヴィッツ<4440>(東1)は、自動車・産業製品向け組込ソフトウェア開発を主力としている。9月14日には新規事業としてサービスデザイン事業を開始すると発表した。21年8月期は先行投資などで減益予想だが、22年8月期の収益拡大を期待したい。株価は8月の年初来安値圏から切り返して反発の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。
■組込ソフトウェア開発が主力
自動車・産業製品向け制御ソフトウェア受託開発などの組込サービス事業を主力として、自動車関連シミュレーション環境などのシステムズエンジニアリング事業、電子機器装置安全性分析支援などのトラストシステムコンサルティング事業、その他事業(子会社のソフトウェア開発検証事業など)も展開している。
成長戦略としてソリューションプロバイダへの転換、サービスプラットフォーマーへの進化を目指し、サービス売上の拡大による収益力向上を推進するとしている。9月14日には、中核事業のより一層の利用を実現するため、新規事業としてサービスデザイン事業を開始すると発表した。仮想空間技術を用いた新規サービスの開発を予定している。
■21年8月期減益予想だが22年8月期収益拡大期待
21年8月期の連結業績予想は、売上高が20年8月期比2.6%減の21億66百万円、営業利益が19.3%減の2億53百万円、経常利益が18.8%減の2億69百万円、そして親会社株主帰属当期純利益が16.2%減の1億86百万円としている。配当予想は20年8月期と同額の6円(期末一括)としている。
新型コロナウイルスや先行投資の影響で減収減益予想としている。ただし受注が回復傾向となり、セキュリティ関連知財販売やサービスなど高収益案件の増加、外注を含めた人財リソース配分見直し効果などで、従来予想に比べて減益幅が縮小する見込みだ。なお第3四半期累計は、売上高が前年同期比2.3%減の16億10百万円、営業利益が10.5%減の1億99百万円だった。
21年8月期は減収減益予想だが、受注が回復基調であり、22年8月期の収益拡大を期待したい。
■株価は反発の動き
株価上値を切り下げる軟調展開が続いていたが、8月の年初来安値圏から切り返して反発の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。9月15日の終値は1787円、時価総額は約74億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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