豪ドル週間見通し:下げ渋りか、豪準備銀行議事要旨や雇用統計に注目

2021年8月14日 14:38

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記事提供元:フィスコ


*14:38JST 豪ドル週間見通し:下げ渋りか、豪準備銀行議事要旨や雇用統計に注目
■弱含み、都市封鎖延長を嫌気

今週の豪ドル・円は弱含み。米連邦議会上院がインフラ投資法案(1兆ドル規模)を可決したことを好感して、リスク選好的な豪ドル買い・円売りが優勢になった。しかしながら、新型コロナウイルスデルタ株の感染拡大で、ビクトリア州が「都市封鎖措置を今月19日までさらに7日間延長」と発表したことや、米ドル・円相場が円高方向に振れたことから、週末前に豪ドル売り・円買いが再び活発となった。取引レンジ:80円71銭-81円58銭。

■下げ渋りか、豪準備銀行議事要旨や雇用統計に注目

来週の豪ドル・円は下げ渋りか。豪準備銀行(中央銀行)の8月理事会議事要旨については、「債券買い入れ縮小計画の延期を検討したが見送った」としているなか、11月見直しに向け、縮小の継続か先延ばしかで何らかのヒントが示されるか注目される。7月雇用統計の発表では、失業率の低下と雇用者数の増加傾向の継続が期待される。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・17日:豪準備銀行8月理事会議事要旨
・19日:7月雇用統計(6月:失業率4.9%、雇用者数増減+2.91万人)

予想レンジ:80円00銭-82円00銭《FA》

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