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今日の為替市場ポイント:米長期金利下げ渋りでドル売り縮小も
記事提供元:フィスコ
*08:32JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利下げ渋りでドル売り縮小も
12日のドル・円は、東京市場では110円32銭から110円48銭まで反発。欧米市場では、110円55銭まで買われた後、110円32銭まで反落し、110円44銭で取引終了。本日13日のドル・円は主に110円台で推移か。米長期金利は下げ渋っており、目先的にドル売り・円買いはやや縮小する可能性がある。
12日のニューヨーク市場では、雇用とインフレ関連の経済指標が市場予想を上回ったことから、主要通貨に対するドル買いが観測された。この日発表された7月生産者物価コア指数は、前年比+6.2%と市場予想を上回った。また、8月7日までの1週間の新規失業保険申請件数は37.5万件と前回実績を下回った。新規失業保険申請件数は3週連続で改善しており、市場参加者の間からは「8月雇用統計はまずまず良好な内容になる」との声が聞かれている。
インフレについては「生産者物価の上昇率は市場予想を上回っており、消費者物価の動向にも影響を及ぼす可能性が高い」との見方が増えている。次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で、量的緩和策の縮小に関する議論はさらなる進展が予想されることから、米長期金利は下げ渋り、ドルは主要通貨に対して強い動きを見せる可能性がある。《FA》
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