関連記事
Google、Chrome 94以降でHTTPS優先モードを導入する計画
Google は14日、Chrome 94 以降で HTTPS 優先モード(HTTPS-First Mode)を利用可能にする計画を発表した(Chromium Blog の記事、 The Verge の記事、 SlashGear の記事)。
Chrome では現在、Omnibox にプロトコルを省略した URL を入力した場合に HTTPS 接続を優先して接続するようになっているが、HTTP プロトコルを指定した場合にはサイト側でリダイレクトされない限り HTTP 接続となる。HTTPS 優先モードは HTTP プロトコルを指定した場合でもまず HTTPS で接続し、対応していない場合は HTTP でページを表示する前に全画面で警告を表示するという。
同様のオプションは既にFirefox が搭載しており、Microsoft Edge もプレビュー版(Beta/Dev/Canary)でedge:flagsのAutomatic HTTPS (edge://flags/#edge-automatic-https")を Enabled にすることでオプションが利用可能になる。Google では Chrome 94 以降でテストを行い、デフォルトで有効にするかどうかを決めるとのこと。
また、Chrome 93 では HTTPS 接続時の南京錠のアイコン表示をやめ、ドロップダウンボタンのようなニュートラルな表示に置き換える実験をするそうだ。これは南京錠のアイコンが通信の暗号化を示すだけなのにもかかわらず、サイトが信頼可能であるような印象を与えてしまいことを避けるためだという。その一方で、HTTP 接続時の「保護されていない通信」という表示は維持していくとのことだ。
スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | Chrome | セキュリティ | インターネット | 暗号
関連ストーリー:
Microsoft Edge Canary、自動HTTPSオプションのテストを開始 2021年05月05日
Microsoft、HTTPでのナビゲーション時に自動でHTTPSへアップグレードする機能をMicrosoft Edge 92に追加する計画 2021年05月01日
Chrome 90、プロトコルを省略したURLが入力された場合のデフォルトがHTTPSに 2021年03月26日
Google、プロトコルを省略したURLがChromeに入力された場合のデフォルトをHTTPSにする計画 2021年01月08日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク