豪ドル週間見通し:底堅い展開か、豪準備銀行理事会議事要旨が手掛かり材料に

2021年7月17日 14:30

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記事提供元:フィスコ


*14:30JST 豪ドル週間見通し:底堅い展開か、豪準備銀行理事会議事要旨が手掛かり材料に
■下落、ウイルス感染再拡大が懸念される

今週の豪ドル・円は下落。国内の新型コロナウイルスの1日当たり感染者数が増加し、シドニーで実施している都市封鎖(ロックダウン)が2週間延長されたことから、リスク回避的な豪ドル売り・円買いが優勢になった。米ドル・円相場が円高方向に振れたことも
対円レートの下落につながった。取引レンジ:81円35銭-82円82銭。

■底堅い展開か、豪準備銀行理事会議事要旨が手掛かり材料に

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。7月20日に豪準備銀行(中央銀行)7月理事会議事要旨が発表される。債券買い入れプログラムは11月中旬まで延長も、購入ペースの減額が決定されており、議事要旨で金融緩和縮小の道筋が提示されていた場合、リスク選好的な豪ドル買いは強まる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・20日:豪準備銀行7月理事会議事要旨
・21日:6月小売売上高速報値(5月:前月比+0.4%)

予想レンジ:80円50銭-82円50銭《FA》

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