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今日の為替市場ポイント:米長期金利伸び悩みでドル買い抑制の可能性
記事提供元:フィスコ
*08:34JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利伸び悩みでドル買い抑制の可能性
7日のドル・円は、東京市場では110円40銭から110円74銭まで反発。欧米市場では、110円82銭まで買われた後、110円51銭まで下落し、110円63銭で取引終了。本日8日のドル・円は主に110円台で推移か。米長期金利は伸び悩んでおり、リスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。
7月7日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨(6月開催分)によると、参加メンバーは米国の景気回復のさらなる著しい進展について、まだ達成されていないとの認識を示していた。市場関係者が注目していた資産買い入れ規模の縮小については、「必要な場合に資産購入ペースを減速させるための態勢を整えることが重要」との認識が共有されとみられる。
資産買い入れ規模の縮小時期については一部で「年内に開始される可能性は否定できない」との見方も出ているようだ。ただし、インフレ加速の可能性は高まっていないことから、資産買い入れ規模が急速に縮小する可能性は低いとの見方が増えている。為替については、米長期金利の伸び悩みを意識して、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。《FA》
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