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トヨタ、新型ランドクルーザーを世界初公開 新開発V6ツインターボと10速AT搭載
トヨタ自動車は10日、2021年で初代の発売から70周年を迎えた「ランドクルーザー」をフルモデルチェンジし、新型ランドクルーザー(300系)を世界初公開した。発売は今夏以降になる予定だ。
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■14年ぶりのフルモデルチェンジ
ランドクルーザーは、これまで全世界で累計約1,040万台を販売(LEXUS LX、GXを含む)されたトヨタのロングセラーだ。先代のランドクルーザー(200系)は2007年に発売され、2011年、2015年にマイナーチェンジを行い、現在に至る。今回は14年ぶりとなる全面刷新だ。
■新型ランドクルーザーの概要
新型ランドクルーザー(300系)は、ランドクルーザーの開発コンセプト「信頼性・耐久性・悪路走破性」を継承しながらも進化させ、世界中のどの車よりも運転しやすく、疲れにくい走りの実現を目指している。
フレーム構造は踏襲したが、プラットフォームは現在トヨタの新型車が採用しているTNGAの中から新GA-Fプラットフォームを採用。これにより、約200kgの軽量化と高剛性化が図られ、信頼性、耐久性が進化した。
さらにサスペンションの基本性能の底上げ、先代でも採用されていたマルチテレインセレクトやマルチテレインモニターの進化、さらに世界初となるE-KDSS(Electronic Kinetic Dynamic Suspension System)を採用することで、接地性の向上が図られている。
■新型ランドクルーザーの主な仕様
エンジンには新開発のV6ツインターボエンジン(3.5Lガソリン、3.3Lディーゼル)を採用。さらにこちらも新開発となるDirect Shift-10AT(10速オートマチックトランスミッション)を採用した。これらの掛け合わせにより、ガソリン車は415馬力、ディーゼル車は309馬力を発揮する。
加えて、社内の熟練テストドライバーやダカールラリー出場ドライバーをはじめとする評価メンバーにより、実路走行での作り込みをしたことにより、気持ちの良い走りと、疲れにくい車を実現。「Toyota Safety Sense」も搭載されており、今回は駐車場での前後障害物や、後退時の接近車両や歩行者を認識し事故防止に寄与するパーキングサポートブレーキを新たに採用している。
■エクステリアとインテリア
エクステリアはこれまでのデザインを継承し、堅牢(けんろう)なイメージや水平基調のデザインが施されている。
発表されている写真だけを見てもすでに3タイプの顔が用意されており、その中でも注目すべきはGRブランドが設定されていることだ。他の2つは大きな違いはないが、GRだけはグリル、バンパーやホイールのブラックアウトなどが行われており、他とは違う仕様になっている。
インテリアも大型モニターの採用などにより、先代よりも水平基調となっていることが見て取れる。さらに、パワーウィンドウスイッチが装備されているドアライニングがしっかりと張り出し、インパネと一体化しているようなイメージとなった。
中央のコンソールパネルについてもインストルメントパネルとしっかりつながりを見せ一体化したことで、インテリアに関しても先代に比べ、しっかりと堅牢に守られている感じに見える。
今回は海外仕様の発表となったため、国内仕様や発売情報に関しては発表され次第、あらためて紹介したい。(記事:キーパー・記事一覧を見る)
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