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今日の為替市場ポイント:やや上げ渋る状態が続く可能性も
記事提供元:フィスコ
*08:04JST 今日の為替市場ポイント:やや上げ渋る状態が続く可能性も
4日のドル・円は、東京市場では110円33銭から110円14銭まで下落。欧米市場では、110円20銭から109円37銭まで下落し、109円53銭で取引終了。本日7日のドル・円は109円台で推移か。米長期金利の低下を意識したドル売り・円買いは一巡しており、ドル・円は109円台でもみ合う状態が続く可能性がある。
6月4日発表された米国の5月非農業部門雇用者数は市場予想を下回ったものの、失業率と不完全雇用率は低下し、平均時給は市場予想を上回った。米国の雇用情勢は改善しつつあるとみられており、金融緩和策の段階的縮小に対する市場の期待は失われていないようだ。
ただ、1ドル=110円台では国内顧客筋などのドル売りが増えるとの見方が出ており、短期筋による利益確定のドル売りも増える可能性があることから、ドル・円が110円を再び上回り、一段高となる展開は想定しにくい。新たなドル買い材料が提供されない場合、ドル・円は、やや上げ渋る状態が続く可能性がありそうだ。《FA》
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