今日の為替市場ポイント:米雇用関連指標改善でドル買い継続の可能性

2021年6月4日 08:36

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記事提供元:フィスコ


*08:36JST 今日の為替市場ポイント:米雇用関連指標改善でドル買い継続の可能性
3日のドル・円は、東京市場では109円55銭から109円84銭まで反発。欧米市場では、109円63銭から110円32銭まで買われており、110円29銭で取引終了。本日4日のドル・円は主に110円台で推移か。米雇用関連指標の改善を意識したドル買い・円売りは継続する可能性がある。

報道によると、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は6月3日、「連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策の調整に向けて議論を開始することは理にかなっているが、量的緩和の縮小を始めるには程遠い」との見方を示した。この日発表された5月ADP雇用統計で、民間部門雇用者数は前月比+97.8万人と予想を上回った。また、新規失業保険申請件数は40万人の大台を下回った。4日発表の5月米雇用統計で、非農業部門雇用者数は60万人以上増加すると予想されているが、平均時給も注目されている。上昇率が予想を上回った場合、金融緩和策の早期縮小観測が一段と強まり、ドル買いにつながる可能性がある。《FA》

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