関連記事
副業で高収入が期待できる人気プログラミング言語「Go」とは?
数あるプログラミング言語の中でも、最近人気を集めているのが「Go」だ。本記事では、副業で高収入が期待できるGo言語について紹介する。
【こちらも】Pythonで始めるプログラミングの副業
■若い世代での人気が目立つGo言語
「Go」とは、Googleが2009年に発表したオープンソースのプログラミング言語である。「Go言語」、「Golang」と表記され、後発の利点を生かした汎用性の高さで近年注目を集めているプログラミング言語の1つだ。
TECH Streetが2020年12月に発表した2020年プログラミング言語別年収ランキングにおいて、Go言語は2位を獲得するなど、高年もが期待できる。この調査において、Go言語の人気は、特に20代(397万円)や30代(562万円)といった若い年代で目立った。
日本でもGo言語を採用する企業は増加しており、重要なアプリケーションでも多く使われている。フリマサイト大手のメルカリは、Go言語の普及にも積極的だ。メルカリでは「Gopher道場」と題した無償セミナーを開催し、のべ300名以上にGo言語の体系的な学習方法をレクチャーしている。
Goはプログラミング言語の中でも比較的新しい部類で、年を追うごとに人気を増している状況だ。Googleの開発という点に加えて汎用性も高く、今後もGo言語を採用する企業の増加が見込まれるため、将来性の点でも魅力的である。さらに高年収が期待できることから、プログラミングの副業を検討している人には特におすすめだ。
■汎用性は高いが扱える人口はまだ少ない
GoogleがGo言語を開発したのは、既存のプログラミング言語に問題を感じていたからだ。プログラミングは開発が進むほどに複雑さを増し、規模が大きいほどにエラーへの対処も困難になる。それは、分厚い書籍や辞書の校閲の負担に近い。
コード自体が複雑であると、プログラミングの作業効率が低下してしまう。こうした問題意識から、Go言語はシンプルで理解しやすいコードとして誕生した。
Go言語はGoogleが自社のプログラミングを改善するために開発したものだが、他の企業やプログラマーにとっても大きな有益性があった。OSや環境を選ばず、アプリケーションやマイクロサービスなどのWebサービスに広範囲に対応できる特徴を持っている。
そのため、既存のプログラミング言語に不満を持っていたWebサービスを展開する企業にとっても魅力的に映ったのだ。
一方で、Go言語の習得は他のプログラミング言語に比べて難しい傾向にある。プログラミングの基礎から学べることは、Go言語の長期的なメリットだ。しかし、短期間で副業収入を得たい人にはデメリットに感じられるかもしれない。
またGo言語は後発であることと習得の難しさから、扱える人口がまだ少ない。需要に対して供給が足りておらず、収入が高いのもこれが理由だ。Go言語には副業でプログラミングを始める人にとっても、大きなチャンスがあるだろう。(記事:西島武・記事一覧を見る)
スポンサードリンク