宮越HD、アイル、ファーマFなど/本日の注目個別銘柄

2021年3月8日 16:10

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記事提供元:フィスコ


<6620> 宮越HD 1109 +150ストップ高。企業サイトのトップメッセージが更新されている。現在、経営の舳先を総合投資会社へと大きく転換しており、グローバル規模で継ぎ目なく大型の都市開発や企業投資を実行し、イノベーションの流れを生み出すことが存在意義としている。2026年に時価総額5000億円、2030年には1兆円というアジアでも指折りの優良な投資会社を目指すともしている。短期資金の関心の高まりへとつながっているようだ。

<2353> 日駐 145 -1小反落。先週末に上半期決算を発表、営業益は17.5億円で前年同期比12.2%減となった。従来計画の16億円は上振れたが、第1四半期は同26.1%増であったため、11-1月期は大幅減益に転じた。スキー場事業の不振などが響いたもよう。一方、発行済み株式数の1.06%に当たる350万株、5億円を上限とする自社株買いの実施を発表、取得期間は3月9日から4月30日までとしており、下支え役につながった。

<3193> 鳥貴族HD 1624 -83大幅続落。先週末に上半期決算を発表、営業損益は12.2億円の赤字となり、前年同期比25.7億円の損益悪化に。営業時間短縮要請による来店客数の減少などが響いた。未定としていた通期予想は19.4億円の赤字と予想、通期の市場予想は若干の黒字となっていた。また、2月の月次動向も発表、既存店売上高は前年同月比67.3%減、前月の同71.9%減から減収率は縮小したが、依然として大幅な落ち込みが続いた。

<2929> ファーマF 2604 -291大幅続落。先週末に上半期の決算を発表、営業損益は0.8億円の赤字となった。2月15日に収益予想の上方修正を発表しており、インパクトは限定的となっている。一方、通期予想は従来の20.9億円の黒字を据え置いている。上半期の大幅な上振れによって、上方修正への期待は高かったとみられ、ネガティブな反応につながっているようだ。高水準の広告投資なども想定しているようだ。

<3854> アイル 1758 +191大幅反発。先週末に上半期決算を発表、営業利益は9.5億円で前年同期比22.2%減、従来計画の7.9億円を上振れた。また、通期予想は従来の12億円から16億円に上方修正。2度目の緊急事態宣言による業績への影響は想定よりも限定的だったもよう。年間配当金計画も従来の12円から15円に引き上げた。また、複数ネットショップ一元管理クラウドサービスのJR東日本グループやマルイとの連携も発表した。

<3172> ティーライフ 1314 +82大幅反発。先週末に上半期決算を発表、営業利益は4.6億円で前年同期比78.2%増、第1四半期の同75.5%増から増益率はやや拡大した。通期予想は従来の5.3億円から7億円に上方修正。ECモールでの巣ごもり需要に対応した商品が引き続き好調に推移したほか、プロパティ事業においても、賃貸稼働率向上や他社出荷業務の受託量が拡大した。年間配当金も従来計画の30円から44円にまで引き上げた。

<3031> ラクーンHD 1820 0朝高後、値を消す。先週末は8割超の営業増益決算発表を受けながらも、出尽くし感が先行する形で大きく下落。ただ、下値支持線を割り込まずに切り返したことで、前場は好業績を見直す動きが優勢となっていた。先週末には、東京スター銀行と顧客紹介における業務提携を行ったとも発表しており、押し目買いを誘う一因にもなっているたとみられるが、後場にはマイナスに転じる場面も見られ、前営業終値と同じ1820円で取引を終えた。

<5401> 日本製鉄 1758 +56.5大幅続伸。先週末に中長期経営計画を発表している。鹿島地区の第3高炉を含む上工程と厚板工程を25年3月期下期に停止する予定など、追加の構造改革策などを示している。一方、自動車用超ハイテン鋼の生産増強など、高級品の構成比上昇を目指している。構造改革効果は、昨年2月に掲げた1000億円から500億円上積みへ。なお、ゴールドマン・サックス証券では「コンビクション・リスト」に新規採用としている。《ST》

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