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イーロン・マスクも注目のドージコインとは
●ドージコイン急騰
仮想通貨のドージコインが4日、テスラ社CEOイーロン・マスク氏がツイッターで支持を表明したことで急騰した。コロナショック以降、ビットコインの上昇が際立っていたが、ドージコインは1月29日に1ドージ=0.007~0.008ドル台だった価格が、0.07ドル台まで一時約10倍と急騰した。
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一旦下落していたが、マスク氏のツイッターが呼び水となり、再び約50%上昇して0.05ドル台まで上昇した。
●ドージコインとは?マスク氏との関係は?
ドージコインは、2013年にオーストラリアの起業家・パーマー氏とソフトウェアエンジニアのマルクス氏によって開発された、暗号通貨である。
シンボルである柴犬の「ドージ」をモチーフにしたドージコインは、ユニークな暗号通貨として人気がある。
これまでビットコインの上昇など、他の暗号通貨の上昇に引っ張られるように暴騰することは何度かあった。今回マスク氏のツイートがきっかけだったが、マスク氏は開発に関わったわけでもなく、テスラ社とドージコインも何の関係も無い。
ドージコインは2019年のエイプリルフール、もしCEOを選ぶとすれば誰がふさわしいかという企画を公式アカウントで行い、投票によりマスク氏が選ばれた。ここから両者の関わりが深くなっていく。
投票の直前にマスク氏がドージコインを讃えるツイートをしたことがきっかけだが、この投票自体には何の効力も無く、お遊びの企画だが、これ以来マスク氏はドージコインに関して度々ツイートし、冗談なのか本気なのかわからなくなっている。
●ゲームストップ現象の影響?
1月28日にドージコインが急騰した理由の1つは、米国の人気掲示板を利用して、ヘッジファンドが空売りポジションを持っていたゲームストップ株などの株式を、個人投資家たちが上昇させた現象が飛び火したと見られている。
直接の因果関係は不明だが、ツイッターでもドージコインが話題となっており、上昇の動きはゲームストップ株などと連動していた。
ビットコインの上昇がある程度高止まりしている中、イーサリアムが急騰するなど、“2匹目のドジョウ”を狙う動きもあるかもしれない。買われる根拠に乏しいドージコインが急騰するのは、いよいよバブルの懸念もある。(記事:森泰隆・記事一覧を見る)
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