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AIによるコロナ検査「確率95%・5分程度・唾液」、「PCR:確率70%」、「発熱:確率?」 (3)
■新型コロナ感染に対するAIによる画期的検査法が開発
TBS NEW『5分で・・・AIがコロナを識別、“感度95%” 「近く実用化目指す」【Nスタ】』の記事によると、ウイルスの形を電気信号に変え、AIで識別させるシステムが開発されているようだ。記事によると、その開発を行ったのは❝大阪大学発のベンチャー企業❞ということになっている。
【前回は】AIによるコロナ検査「確率95%・5分程度・唾液」、「PCR:確率70%」、「発熱:確率?」(2)
【注意しながらの経済活動では、どうしてもGDP低下は避けられない】。年間2%の経済成長を目指し、それが「健全な社会生活を保障する目標だ」としてきたのだが、マイナス10%などとなっては社会が混乱してしまうかもしれない。また、たとえマイナス2%の低下であっても、相対的国際比較関係のため、長期間で見ると本当に日本は後進国になってしまう。中国の経済圏に吸収されなければならない時が迫っているのが現実であろうか。
■検査による防疫体制
このAIによる識別システムによると、「唾液」で検査が出来るため、これまで言われてきた検査技師側の危険が少ないことが喜ばれる。また、「判断確率95%」になっており、「PCR検査の確率70%程度」と比べると精度が上がっている。
そのため「2回連続して陽性」となった場合のみ隔離とすれば、弊害は極めて少ない。それが可能な検査方法だ。しかし、本来「確率」は60%以上もあれば良しとしなければなるまい。インフルエンザワクチンは、現実にその程度の有効性のようだ。
上記TBS NEWS によると、このAIによる検査方法は、❝小型で大量に検査できるため人が多く集まる場所で集中的に感染状況を把握するのに適している❞としている。検査による「実行再生産数」を「1以下に保つ方策」が日本でも成り立つかもしれない。
ワクチンが国民全体で摂取できるまで、検査による防疫は経済再生に必須の条件で、一刻でも早く実用化して経済を再生してもらいたい。それは、自殺者の増加数が新型コロナウイルス感染による死亡者数に迫る勢いであることからも急がれるべきだからだ。
■「PCR検査」と「検温」は相似形、どちらも確率が低い
また、学校・病院・イベント会場などで事前に「体温を測る」ことが行われているが、これもPCR検査の確率以上に「発熱しているからコロナ陽性」とは限らない。むしろ、風邪、運動後など発熱の可能性は多く考えられ、新型コロナウイルス感染検査としての信頼性は低い。それでも、発熱者の中には陽性者がいる可能性があるから実施しているのだ。
またそれは、「症状が出てから感染力を持つ」とするSARSやMERSのこれまでの知見によるものであって、Covid-19では発症前から、また無症状でも感染力を持つキャリアがかなり多いと言われる知見には当てはまらない。
「PCR検査」と「検温」とどこが違うのであろうか? どの様な検査であっても100%はありえないから、必要な回数行うことにすればよいのだ。これまでの「ワクチン」でも、有効性が60%~70%でも安全性が確保できているのであれば認可され摂取してきている。それで「有効性がなかった30%の人が、ワクチンを信じて動き回るので危険だ」とは誰も言わない。「PCR検査で偽陰性となった30%の人が動き回り危険だ」とする考えも同様となるはずだ。
それほど国民全員が無分別ではない。それは、「自粛要請」に対する反応で証明されているはずだ。注意喚起すれば、陰性となっても注意深く行動する日本国民が大多数であろう。
このような認識の特異性は、「相似形認識」が出来ないとう言う、かなりの専門家であっても持っている認識能力なのだ。どのような分野でも、例えば統計学の計算をかなり専門的に出来る人でも「その計算の意味や結果」を真に理解できていない人がいることに気付かねばならない。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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