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映画『ファーストラヴ』北川景子主演×堤幸彦監督、島本理生の直木賞サスペンス・ミステリーを実写化
島本理生の小説を原作とする映画『ファーストラヴ』が、2021年2月11日(木・祝)に公開される。
■島本理生の直木賞作品を映画化
――「動機はそちらで見つけてください」
原作は、アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺する、という衝撃的な導入で始まる島本理生のサスペンス・ミステリー小説『ファーストラヴ』。タイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマは発売されるや多くの話題を呼び、第159回直木賞を受賞。また累計発行部数30万部を超えるベストセラーとなった作品だ。
物語は、その衝撃的な事件の容疑者である女子大生を担当することとなった公認心理師が、彼女の供述に翻弄されながらも、その心理へと迫っていくことで進行していく。
面会を重ねるごとに、リンクする自分と女子大生の共通点。なぜ彼女は父親を殺したのか? 真犯人はほかにいるのか? 甘いタイトルからは予想できない、衝撃のラストとは──。
■登場人物/キャスト
■主演に北川景子
主演は、映画『スマホを落としただけなのに』でも主役を務めた北川景子。女子大生による謎めいた殺人事件の真相へと迫る、主人公の公認心理師・真壁由紀を演じる。今回は原作のキャラクター設定に合わせ、デビュー後初となるショートヘアで姿を見せた。
■豪華キャスト集結
複雑に絡み合う登場人物たちの関係性にも注目だ。キャストには、『人数の町』『水曜日が消えた』で主演を務めた中村倫也をはじめ、窪塚洋介、木村佳乃、高岡早紀ら、豪華な顔ぶれが集う。
庵野迦葉(中村倫也)
由紀の義理の弟で、由紀とともに事件の真相に迫る敏腕弁護士。
聖山環菜(芳根京子)
由紀と迦葉が向かい合う父親殺しの容疑者。アナウンサーを志す聡明な娘だった彼女に一体何があったのか?演じるのは、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した芳根京子。
真壁我聞(窪塚洋介)
由紀の夫であり、迦葉の兄、二人のよき理解者でカメラマンをしている。
聖山昭菜(木村佳乃)
容疑者の女子大生の母親であり、彼女の人生に最も長く深い影響を与えてきた人物。
聖山那雄人(板尾創路)
容疑者の女子大生の父親。画家として美大で教鞭をとるも娘・環菜の凶刃に倒れる。
早苗(高岡早紀)
女子大生へと近づいていく主人公・由紀の母親。
小泉裕二(石田法嗣)
幼き日に家出した環菜を助け、彼女の過去を知る男。
賀川洋一(清原翔)
大学入学後、環菜と恋愛関係にあった元恋人。写真週刊誌から交際当時の環菜の様子について取材を受ける。
■主題歌「ファーストラヴ」Uruが書き下ろし
主題歌を担当したのは、女性シンガー・Uru。“これ以外のタイトルが見つからないほどに映画に心を重ねた”と語る彼女の言葉通り、映画同様「ファーストラヴ」と名付けた楽曲は、本作のために制作された、特別な想いが詰まった一曲だ。「悲しいとか苦しいとか、心の内を言葉に出せずに生きている人も少なくないと思いますが、この映画を観ながら、その中で人は何を求めるのか、「愛」とはなんなのか、この物語のタイトルが『ファーストラヴ』になった理由も考えながら少しずつ言葉を紡いで書いた曲です。」とコメントを寄せている。
またUruは、映画の挿入歌「無機質」も手掛けている。
■ストーリー
川沿いを血まみれで歩く女子大生が逮捕された。殺されたのは彼女の父親。「動機はそちらで見つけてください。」容疑者・聖山環菜(ひじりやま・かんな)の挑発的な言葉が世間を騒がせていた。事件を取材する公認心理師・真壁由紀(まかべ・ゆき)は、夫・真壁我聞(まかべがもん)の弟で弁護士の庵野迦葉(あんのかしょう)とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねる--。
二転三転する供述に翻弄され、真実が歪められる中で、由紀は環菜にどこか過去の自分と似た「何か」を感じ始めていた。そして自分の過去を知る迦葉の存在と、環菜の過去に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの「ある記憶」と向き合うことになるのだが…。
■詳細
『ファーストラヴ』
公開日:2021年2月11日(木・祝)
監督:堤幸彦
脚本:浅野妙子
出演:北川景子、中村倫也、芳根京子、板尾創路、石田法嗣、清原翔、高岡早紀、木村佳乃、窪塚洋介
原作:島本理生『ファーストラヴ』(文藝春秋刊)
配給:KADOKAWA
■ムビチケ情報
発売日:2020年11月13日(金)
販売場所:全国の上映劇場(一部劇場を除く)
価格:1,500円(税込)
特典:オリジナル・ポストカードセット(5枚組)
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