関連記事
中国科技大、光量子コンピュータの量子超越性を実証 Googleに次いで2番目
中国の研究チームが12月3日、量子コンピュータの計算能力が従来のスーパーコンピュータを上回ることを示す「量子超越性」を実証したと発表した。量子コンピュータに関してはGoogleも量子超越性の実証を行っているが、Googleが超伝導を用いているのに対して、中国では光子を操作することによって量子超越性を実現したことが特徴らしい(Science、ITmedia、WIRED)。
ITmediaの記事を引用すると
干渉し合う多くのボソンの確率分布を計算する「ガウシアンボソンサンプリング」を行った。このサンプリングを光量子コンピュータで200秒間行った際の計算を中国のスパコン「神威・太湖之光」(Sunway TaihuLight)で行うと25億年、理化学研究所の「富岳」で行っても6億年かかるとしている。
あるAnonymous Coward 曰く、
中国科学技術大学などの研究チームが12月3日、量子コンピュータの計算能力が従来のスーパーコンピュータを上回ることを示す量子超越性を実証し、それが米科学誌Scienceオンライン版に掲載された。
スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | スパコン | サイエンス
関連ストーリー:
東芝など12事業者、量子暗号通信に関する研究開発委託事業に参加。総務省主導 2020年07月31日
ムーアの法則の終わりに備える準備はできていない 2020年03月06日
内閣府、2050年までのムーンショット目標を決定 2020年02月10日
2010年代、物理学を永遠に変えたできごと 2019年12月04日
Google、草稿の漏洩で物議を醸した「量子超越性を実証」する論文を公開 2019年10月24日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク