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米専門誌・信頼度ランキング、マツダがトップ テスラはブービー、リンカーン最下位
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米専門誌「コンシューマー・レポート」が発表した自動車ブランドの「信頼度ランキング」で、マツダがトップを獲得した。産経新聞、REUTERSなど各誌が伝えている。
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「コンシューマー・レポート」とは、アメリカではかなりの信頼性がある月刊誌のようだ。世界ブランドの中での首位となり、マツダにとっても日本メーカーにとっても誇りである。
ウィキペディアによると、❝コンシューマー・レポート(英語: Consumer Reports)とは、非営利の消費者組織であるコンシューマーズ・ユニオン(Consumers Union)が、1936年から発行しているアメリカ合衆国の月刊誌である。❞とされている。
自動車ブランドの信頼度ランキングは、アメリカ社会で権威を認められた月刊誌が毎年行う独自のテスト結果により順位が付けられており、昨年は「レクセス」ブランドが首位であった。今年は、マツダが首位を奪った。これは歓迎すべき情報で、「プレミアムブランド」を目指すマツダにとって、まず先に信頼性が評価されたことは何よりブランド価値を高めることであろう。
ブランド力は消費者が決めることで、メーカーが宣言したところで始まらない。今回のランキングではテスラが「ブービー」、つまり「後ろから2番目」であった。これはテスラの生い立ちで、イーロン・マスク氏の体質でもある。「量産品を高品質で造り続ける」などのシチュエーションでは、彼の持ち味は生かされない。むしろ、スペースXなどの、イベント的少量生産こそ、彼の得意とする分野だ。
リンカーンが最下位なのは、残念としか言えない。長くアメリカ所の最高峰で憧れてきたブランドである。これも予想にたがわぬ結果だろう。対して、マツダ、トヨタ、スバルなど日本メーカーは、高い品質を当然としてブランド力を作り上げてきたわけで、マツダの世界戦略にとってもこの評価は誠にありがたいものだ。
マツダは周知の通り、現在「利益率の低さ」に苦戦してきており、せっかくの「スカイアクティブ・テクノロジー」が商品力の面で評価が低いのは気がかりだ。この10年ほどはマツダがトヨタを上回る世界戦略を立てて努力してきており、トヨタがTNGAを始めるきっかけにもなっている。つまり、考え方においてはトヨタをマツダがリードしてきていたのだ。
マツダは、北米において販売網整備を行い、「値引きせずに売れるクルマ」を目指していた。それはちょうどベンツやBMWと言ったプレミアムブランドであり、マツダが目指すブランド力である。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックの中で計画が延ばされている状態だ。幸いトヨタグループにいるために早い立ち直りが期待できるが、独自のブランド力を探すマツダの旅は、やはり果てしないようだ。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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