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テレ東音楽祭が、中田花奈の卒業に送った粋な餞とは
乃木坂46からの年内卒業を発表している中田花奈に、テレビ東京が粋な餞を贈る。
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9月30日放送の『テレ東音楽祭2020秋 ~思わず歌いたくなる!最強ヒットソング100連発~』において、中田花奈が唯一のセンター(生駒里奈、桜井玲香とのトリプルセンター)をつとめた2nd楽曲『おいでシャンプー』がラインアップに入っているのである。これには、ファンもネットで絶賛の声をあげているようだ。
しかし、これにはちゃんと理由がある。
中田花奈は、乃木坂初期には選抜常連として、ブレイクするまでの期間を支えた主要メンバーであったが、4thシングルで選抜落ちして以来、5thで選抜への帰り咲きはあったものの、7th以来、17thの『インフルエンサー』まで、選抜入りできない長い冬を耐えたメンバーということ。
しかも、そのダンススキルは乃木坂でも出色のものであり、後輩からの信頼も厚く、バラエティでも安定して結果を残している。一方で、個人ではラジオ、さらには麻雀番組と活動の幅をどんどん広げていき、独自の存在感でファンを増やし続けるという、いかにも『乃木坂らしい』活動をしてきた大功労者であるということが、今回の厚遇の布石となったのではないかと思われる。
また、今回の音楽祭では、同じく卒業を発表している白石麻衣も出演し、コロナ禍で卒業ライブを配信にせざるをえず、また握手会もひらけない状況で卒業するメンバーのファンにとっては、貴重な放送となりそうだ。
それにしても、コロナ禍で、すべてのアイドルグループが苦しんでいる中、乃木坂の活動が活発だ。
ライブや握手会ができない状態ではあるが、9月25日封切りの映画『映像研には手を出すな』の主演の3名(齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波)は多くのバラエティ番組に出演、今回卒業する中田花奈、さらには2期生鈴木絢音の写真集発売、4期生の冠番組『乃木坂スキッツ』も好調、ファッション誌や漫画雑誌のグラビアや表紙でも起用が増えている。
このあたりの強さというのは、乃木坂メンバーの仕事への意識の高さというものが、同業者、関係者にかなり評価されていることが要因だろう。
というのも、記者も先日気づいたのだが、乃木坂メンバーと仕事をした共演者はもとより、カメラマン、映像作家、ナレーター、放送作家、プロデューサー、編集者、ライターといった人たちが、個人のSNSなどで、彼女たちの仕事ぶり、礼儀正しさ、有能さについて、かなり発信しているのだ。
多くのタレント、芸能人と仕事をしている、こういった関係者が個人のアカウントで好意的な印象を述べてくれるというのは、実は探してもなかなか存在しない。
それだけ、常日頃の心がけが、苦境であっても彼女たちを必要とする状況を作り出しているのだろう。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る)
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