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オープンで使える人工衛星がロシアのミサイル発射の瞬間を捉える
taraiok 曰く、 地球の上空488マイル(785キロメートル)を飛行する人工衛星が偶然、北極圏バレンツ海でロシアが行っていたミサイル実験の様子をとらえることに成功した(Forbes、Bottema氏の該当ツイート)。
防衛アナリストであるFrank Bottema氏らは、Sentinel Playgroundといったオープンソースで利用可能な人工衛星の画像を利用して、様々な国の潜水艦や軍艦などの動向を観察している。彼らはこの数週間、ロシアの北方艦隊の動きを監視していた。彼らはこれまで蓄積してきた画像データから、ロシアの演習が行われることを予想していたためだ。
そしてBottema氏は陸地から17マイルの距離で、ロシアの軍艦からミサイル発射実験が行われたことを発見した。人工衛星が軍艦のミサイル発射の瞬間を狙ってとらえることは非常に難しいが、商用衛星画像がこうした偶然を撮影することは間々あるのだという。
Bottema氏の発見は7月23日に出されたロシアのプレスリリースで、ウダロイ級駆逐艦セヴェロモルスクが「戦術演習の一環として対空砲火を実施した」としたことからミサイル発射実験が事実だったことが裏付けられた。
こうした人工衛星が撮影した膨大な写真から該当するものを見つけられなければ意味がない。潜水艦や軍艦を監視する場合は、事前の軍事的な知識と衛星の移動場所やスケジュール事前の知識が必要となる。このほかにも彼らはロシア海軍のミサイル潜水艦BS-64 ポドモスコビエらしき艦影を見つけることに成功している。
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