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【ドル円・6月第2週】重い上値・短期の買い手は翻弄されやすい相場【テクニカル分析】
今週のドル円について、「重い上値・短期の買い手は翻弄されやすい相場」このような結論となった。
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●マクロ環境のドル円
●ミクロ環境のドル円
本記事では、ローソク足チャートからテクニカル分析を行い、ドル円の来週の展望を考える。
【マクロ環境のドル円】長期足の角度的支配に注目
ドル円月足チャートからマクロ環境を見ていこう。
直近では、先月見られなかったレベルの急騰相場を展開。しかしながら、月足では上髭となり急騰を急落で打ち消す結果となった。
注目すべきは、上値を抑えるトレンドラインの角度だ。
月足では、2016年12月から意識されるトレンドラインがある。同様の角度で上値を抑えているトレンドラインが今回の急落前水準と重なっている。
今回の急騰によって、短期的なドル円買い勢力が見えた。その反面で月足のトレンドラインによる「角度による相場の支配」を再確認できた。
やはり、マクロ環境では同様のトレンドラインを上抜けしない限り「弱気相場」。トレードする時間軸を問わず、決済ポイントに加味すべきだろう。
ドル円週足で、上値の抑える圧力が明確に確認できる。赤色のサークルは、月足のトレンドラインと重なった部分だ。
トレンドラインと価格が交差する段階では、前週の陽線をほぼ完全に打ち消す動きが3回も確認できる。
【ミクロ環境のドル円】押し目買いは不利。急落を常に警戒すべき
ドル円日足チャートからマクロ環境を分析しよう。
直近では、「下降ウェッジ」のパターンが成立し、上抜けからの上昇局面を迎えた。しかし、日足レベルでも月足トレンドラインに強く上値を抑えられている。
今週の引けに関しては一旦の反発として陽線を形成するも、やはり強さは感じられない。
ドル円4時間足チャートで更に細かい値動きを見てみよう。
月足・週足・日足と売り優勢の展開、やはり探したいのは直近の戻り売りポイントだ。
4時間足においては、下降ウェッジ上抜けによって形成された「逆三尊(ぎゃくさんぞん)」が分析の材料となる。
今週の相場では、逆三尊のネックラインである水平線(水色)とレジスタンスライン(赤色)を一瞬で下抜けしている。
一度はレジサポ転換を確認したい状況だ。
来週は過去のネックラインにおける値動きを注視し、筆者としては戻り売りを検討したい。(記事:ゆうき@FX系ライター・記事一覧を見る)
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