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Linuxカーネルのコーディング規約、1行80桁の制限を撤廃
headless曰く、
Linuxカーネルのコーディング規約から、1行を80桁以内とする制限が撤廃された(Linus Torvalds氏のメーリングリスト投稿、checkpatchのコミットメッセージ、Phoronix、The Register)。
Linus Torvalds氏によれば、多くの人が80桁のターミナルを使わなくなって久しく、1行80桁制限は合理的でないという。桁数制限は必要以上の改行を生み、さまざまな問題を引き起こす。中には小さなターミナルウインドウを使用している人もいるという主張もみられるが、何を使うのもその人の選択だ。そのハードウェアの制限を全員が共有する必要はない。長い行は単純に有用であり、どこかで改行が必要になるにしても80桁に制限する理由はまったくないとのこと。
これに伴ってcheckpatchでも80桁を超える行に対する警告表示が廃止されている。1行を80桁以内に収めることは現在でも望ましいが、checkpatchがわざわざ警告を表示するほど明確な制限ではない。デフォルトでは制限値が100文字まで増加しているが、こちらも明確な制限に基づくものではなく、行が若干長めになっても警告なしで収まる程度の文字数が選択されているようだ。
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