NY外為:カナダドル堅調、NY原油先物(5月限)はプラスへ、OPEC追加減産の思惑やトランプ支援期待

2020年4月22日 00:37

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記事提供元:フィスコ


*00:37JST NY外為:カナダドル堅調、NY原油先物(5月限)はプラスへ、OPEC追加減産の思惑やトランプ支援期待


本日21日に期限がくるNY原油先物の(5月限)はプラスに転じた。米国のトランプ米大統領が石油・ガス会社の資金援助計画、策定を指示したと報じられたほか、関係筋の話として石油輸出国機構(OPEC)が、5月10日に会合を開き追加減産を協議する可能性が報じられたことが好感材料となった。供給過剰に加えて新型ウイルスによる経済封鎖で需要がほぼなく、価値もほぼなくなったことが大きなり、さらに、供給過剰で、石油貯蔵庫の余裕なく、多くの先物保有者が期日での現物引き渡しを回避する動きを加速させ20日の相場では、史上初めてのマイナス圏で取引を終えた。

6月限もいったん下げ止まった。

原油動向に連れカナダドルも強含みに推移。ドル・カナダは1.4249カナダドルから1.4167カナダドルへ下落。カナダ円は75円37銭から76円05銭まで上昇した。
朝方発表されたカナダの2月小売売上高は前月比+0.3%と、予想通り伸びが1月+0.6%から鈍化した。《KY》

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