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自動車工場の生産停止、国内でも拡大 新型コロナで海外部品届かないところも
新型コロナウイルスの影響は自動車業界にも及び、各メーカーで生産停止が相次いでいる。作業者などの感染を防ぐための自粛に限らず、海外からの部品が届かないなど切実な問題も起きているようだ。
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ホンダでは埼玉県の狭山工場で4月16日~17日にわたり、一時的に車の生産を停止するという。アメリカとカナダの工場では新車販売の減少を受け、再開予定が4月7日まで延びている。しかしウイルスの感染状況によっては、再開予定のさらなる延長も考えられる。
業務提携中である日産自動車と三菱自動車工業も一部工場で生産停止時期が決まっている。日産は4月から5月1日までにおいて、神奈川県追浜工場で4日間、高級車を製造する栃木工場で14日間の停止を行う。子会社の日産自動車九州でも4月2日から同月末まで夜間の生産停止が決まっている。一方の三菱自動車でも、3月27日の夕方から4月10日まで、軽自動車を生産する岡山県倉敷市の水島製作所の稼働を停止する。
トヨタは4月3日から、系列企業の日野自動車を含む5つの工場における7ラインで最大9日の稼働停止を決定。マツダは2工場において3月28日~4月30日に終日製造停止の予定だが、一部の日程では昼間のみの稼働も計画している。スズキでも自動車を生産する静岡県牧之原市と湖西市、磐田市と、バイク生産の浜松市の各工場で4月1日から3日間にわたり生産停止を行う。
国内メーカーでも自動車工場の稼働停止の流れが広がるが、多くは一定期間における完全停止ではなく一部日程にとどめている。作業者の安全確保も考えられるが、国内メーカーの多くは工場稼働停止の理由として、海外からの部品調達の見通しが立たないことを挙げている。
可能な限り自動車生産を継続したいが、部品が届かず工場を活動させられないと悩むメーカーが多いようだ。新型コロナウイルスの1日でも早い収束により、自動車生産に活気が戻ることを願う。
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