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新型コロナ感染拡大、大手百貨店が時短営業を相次いで延長
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、高島屋、東急百貨店など大手百貨店が時短営業を相次いで延長した。延長する期間は1週間から月末までと各社でさまざまだが、訪日外国人観光客の激減で売り上げが大幅に落ち込んでいるだけに、各社の業績へ深刻な影響を与えそうだ。
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高島屋は2月末から17日までの予定で時短営業を進めてきたが、3月末まで延長する。対象は大阪市中央区の大阪店、京都市下京区の京都店、横浜市西区の横浜店など国内9店舗。営業時間は大阪店が午前11時から午後8時、京都店、横浜店がともに午前10時半から午後7時半などと店舗によって異なるが、通常の営業時間より30分~2時間短くしている。
東急百貨店は店舗によって13日から18日までと設定していた時短営業の終了日を31日までに延長する。対象店舗は東京都渋谷区の本店、東横店、札幌市中央区の札幌店など国内7店舗と、東京都渋谷区の東横店東横のれん街など。1時間から1時間半営業時間を短くして新型コロナ対策とする。
三越伊勢丹は、東京都中央区の三越銀座店など首都圏6店舗で1~2時間の平日時短営業を13日まで続けることにしていたが、19日まで継続する。東京都中央区の松屋銀座店も12日で終える予定だった時短営業を19日まで1週間延長することを決めた。
大手百貨店は、都心店で主力の1つに成長していた訪日外国人観光客向けの免税売り上げが大きく落ち込んだうえ、日本人の外出自粛の影響を受け、2月の売り上げが2けたの大幅低下となっていた。
しかし、3月に入っても新型コロナの感染拡大に収束の兆しが見えないことから、さらに売り上げに悪い影響が出ているもようだ。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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