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菊池涼介、広島残留決定 来年は東京五輪出場も
ポスティングによりメジャー移籍を目指していた広島カープの菊池涼介が27日、記者会見を行い、広島残留を表明した。今月に入り渡米し、米球団との交渉とともに自身も現地でのトレーニングを行うなど、来季のメジャー移籍へ向けた動向が注目されていたが、一転、残留で決着した。
これで今オフ、メジャー移籍を表明した選手の中で去就が未決定なのは、西武ライオンズの秋山翔吾のみとなった。
■期限前での残留表明
広島残留を決めた菊池は、「FA市場の動きが遅いということもありこの状況が続くようであれば(中略)、早く残ると伝えたほうが良いと思い決断に至りました」と、その理由を語った。
2020年1月3日(日本時間)の交渉期限を迎える前での残留表明となり、広島ともこの日、契約を結んだという。またファンに向けても「来季も赤いユニフォームを着てファンの皆様の前でプレーできることを、嬉しく思っております」とコメントしている。
メジャーという新天地移籍は叶わなかったものの残留により、来年の東京五輪への出場も可能となる。何より、あの目の覚めるような内野守備が眼前でみられることは、日本のファンにとって至福の時間であることは間違いないだろう。
■すでに4人が来年以降の米挑戦を7j
これまでメジャー球団への移籍となった筒香嘉智、山口俊に続き、菊池の残留が決まったことで、交渉中なのは秋山のみとなった。先日には所沢市内で練習を行っており、秋に骨折した右足薬指の回復を見極めながら、来月上旬には自主トレを開始するという。
また26日には、千葉ロッテの石川歩が契約更改交渉の席で、来オフ以降のメジャー挑戦を伝えており、ポスティングでの移籍の意思があることを表明している。今オフには他に日本ハムの西川遥輝、有原航平、DeNAの山崎康晃が同じく、来季以降のメジャー挑戦の想いを明らかにしている。
今秋にはプレミア12が行われ、来年は東京五輪も控えており、選手にとっては国際舞台でのプレーの機会が続くことになる。今後もさらに、米球界挑戦を望む選手は増えていきそうだ。(記事:佐藤文孝・記事一覧を見る)
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