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パナソニック、ぐるなび、TOYOなど/本日の注目個別銘柄
<6752> パナソニック 1032.0 +23.0大幅続伸。半導体事業の売却を正式に発表。同社が保有する半導体事業関連の知的財産権や契約の一部を全額出資のパナソニックセミコンダクターソリューションズに承継し、それを台湾の新唐科技に売却する。売却額は海外法人含め約270億円になるもよう。事業譲渡は来年6月1日を予定。来年度も赤字継続が想定されていたなか、短期業績にとってポジティブであるほか、今後も一段の事業ポートフォリオ再編加速が期待された。
<1840> 土屋HD 210 +50ストップ高。前日に19年10月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の2.7億円から3.5億円にまで引き上げ、前期は5.1億円の赤字であった。戸建て住宅などの売上が堅調に推移したほか、不動産売買による売上も伸長した。第3四半期までの累計では、前年同期比4.1億円の損益改善にとどまっていたため、8-10月期は一段と利益改善が進む形になっている。
<2440> ぐるなび 1047 -43大幅続落。公取委が大手飲食店情報サイトによる一部レストランなどでの予約座席の囲い込みを問題視していることが分かったと報じられた。実際には空席があるにもかかわらず、囲い込みによって他社サイトから予約できなくなり、店舗や消費者に不利益を与えているとみている。是正された場合の影響度は不透明であるが、ビジネスモデルの変化による悪影響を懸念視する動きに。本日はカカクコム<2371>も売り優勢となった。
<4695> マイスター 1162 +162急騰。MEホールディングスが11月11日より実施している公開買い付けについて、TOB価格をこれまでの940円から1150円に変更すると発表。今回の買い付けはMBOの一環として行われるもので、会社側も賛同の意を表明したが、直近で光通信<9435>の買い増しなどが判明していた。これまでも従来のTOB価格を上回る株価推移となっていたが、さらなるTOB価格引き上げも思惑視され、同水準を上回る展開に。
<6841> 横河電 2003 +44大幅反発。大和証券では投資判断を「3」から「2」へ、目標株価も2200円から2500円に引き上げた。豪イクシスLNG 、露ヤマルLNG、米国LNGや中東案件などの積極的な「戦略受注」により、顧客基盤や地理的な面の拡大が進展し、意図的な低採算受注の影響縮小だけでなく、OPEX事業の拡がりが期待できるステージに入ってきたと評価。今期以降、22年3月期まで2ケタの営業増益基調が続くと予想している。
<5105> TOYO 1576 -48続落。ブリヂストン<5108>との両社持ち合い株の一部売却を発表。保有する株式の50%を売却することで合意したもよう。売却完了時期は20年2月末となるもようで、同社の売却益見込み額は約40億円とされている。提携関係継続の中で、政策保有株の縮減をポジティブ視する動きもあるが、一方で、ブリヂストンは同社株の約6.5%を保有しており、短期的な需給面への影響は警戒される形のようだ。
<1926> ライト工 1551 -40大幅続落。いちよし証券ではレーティングを「A」から「B」に格下げ、フェアバリューは1900円を継続としている。成長見通しに変更はないものの、台風19号など災害復旧工事の特需を考慮した株価上昇を考慮したもようだ。なお、自然災害に係る復旧工事に加えて、高速道路など主要幹線道路の耐震化工事への着手で高水準の受注が続く見通しとし、来期以降も増収増益基調の維持を予想している。
<3896> 阿波製紙 518 +80後場から急騰でストップ高。京都大学とデンソー<6902>などが共同で、植物由来の新素材「セルロースナノファイバー」を採用した自動車部品を実用化すると報じられた。2024年にもエンジンの周辺部材や内外装などに利用していくようだ。同社は先の東京モーターショーで同素材の混抄紙による成形品を出展、京都大学やデンソーなどが参画するプロジェクトによるものとされていたため、思惑物色する動きが強まった。《US》
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