関連記事
水がある星でも地球外生命体が生きられるとは限らない
記事提供元:スラド
Anonymous Coward曰く、
エチオピア・ダナキル砂漠にあるダロル火山は食塩泉や酸性泉などが多数あることで知られるが、この環境を地球外の過酷な環境と見立てて、こうした環境下での生物の存在可能性を調査した研究結果が発表された(Engadget日本版、ScienceAlert)。
この研究はフランス国立科学研究センターのロペス・ガルシア氏らによるもので、ダロル火山から採取したサンプルを元に調査を行ったという(Nature ecology & evolution誌掲載論文)。その結果、水が存在したとしても、極度の塩分と強酸性がそろった環境ではどの細菌も生き延びられないことがわかったという。
一方で、有機物に似た構造を持つ、珪素が主成分の物質の存在も確認されたという。これは細胞ではないが細胞によく似ているため、同様のものが地球外から採取したサンプルにも存在した場合、研究者らが生命の痕跡を見つけたと思い込んでしまう危険があると警告している。
スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス | 宇宙
関連ストーリー:
太陽系外から飛来した天体「オウムアムア」、表面には炭素を含む層があることが判明 2017年12月21日
地球外生命体が見つからないのはすでに絶滅しているから、という説 2016年06月10日
火星に水が流れている?NASA発表 2011年08月07日
NASAの研究者、「地球外生命体の化石の痕跡を発見」と発表 2011年03月07日
太陽系外惑星の大気から水を初検出 2007年04月12日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
おすすめ記事