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ミツル オカザキ、2020年春夏コレクション発表 “不恰好”を貫くロックスター
ミツル オカザキ(MITSURU OKAZAKI)の2020年春夏コレクションが、2019年10月19日(土)、渋谷ヒカリエで発表された。
■“不格好”なロックスタイル
今季は「ロック スター(ROCK STAR)」をテーマに、1970年代後半の音楽カルチャーやシルエットにインスピレーションを得たピースを生み出している。コレクションに特徴的に用いられていたのは、アイキャッチーなモチーフだ。独自のカッティングやパターンはさることながら、ロックを象徴するアイコンを多用することで、あえて“アナログ”で、どこか“不格好”なスタイルを提示しているように感じられた。
■ロックミュージックを連想させるモチーフ
このロックミュージックを連想させるモチーフは、ブラックのセットアップを味付けするのに一役買っている。今季のシグネチャーとなったスターはパンツの裾やジャケットのバックスタイルに大胆に、エレキギターはセットアップ全体に散りばめるようにしてあしらった。ユニオンジャックを彷彿とさせるグラフィックはアシンメトリーに配して、漆黒のピースをパンクなムードに導いている。
ブラックのセットアップ以外にも、イエローのシャツやブルーのトートバックにカラフルなレコードを並べるなどして、予定調和的な“正統派”のロックスタイルではない、独自の世界観を創造した。
■メタリックなパーツを駆使
ミツル オカザキが好んで起用するメタリックな装飾は、今シーズンも存在感を放つ。たとえばノーカラーのジャケットは、ハトメ金具を使って生地を寄せ、表面に立体感を生み出している。またジッパーをホワイトシャツに張り巡らせてハーネス風のジャケットに、格子状に組み合わせてジャケットの下から垂らしクリノリン風のスカートに仕上げた。
■ヴィヴィッドピンクをアクセントに
カラーパレットはモノトーンが主流。ブラックとホワイトをベースにする姿勢は今までと変わらないが、今季のアイコンとして起用されたのがヴィヴィッドなピンクだ。ハッとするほど鮮やかなピンクが、アームにパステルピンクのネット状ディテールをあしらったロングシャツや、サイドラインを走らせたクロップドパンツに採用され、コレクション全体にアクセントを加えていた。
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