関連記事
五輪マラソン代表 男子は中村と服部、女子は前田と鈴木に MGCで選考
15日、東京オリンピックの代表選考レースとなるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が、本番とほぼ同じコースで行われた。男子は1位の中村匠吾と2位の服部勇馬、女子は1位の前田穂南と2位の鈴木亜由子が東京オリンピック・マラソン代表に内定した。
残る男女代表各1名は、ファイナルチャレンジシリーズの結果によるが、日本記録を更新しなければ3位の大迫傑と小原怜が代表に内定する。
男子は設楽悠太がスタート直後から飛び出し、5キロの時点では2位以下の集団と約1分の差をつける。10キロではその差を1分40秒差に広げ、その後も安定した独走を続ける。
しかし30キロではペースダウンし、2位との差が1分17秒に縮まると、35キロでは35秒差まで追い上げられる。ついに37キロ過ぎで2位集団に追い付かれると、そのまま引き離された。
2位集団は12.5キロ付近で徐々に崩れ始め、16キロ付近から鈴木健吾が飛び出すと、大迫傑、服部勇馬、中村匠吾が付いていき4人の集団となる。しかしペースは上がり切れず、25キロ付近では藤本拓が追い付くなどして集団は7人となる。さらに30キロ過ぎにベテランの中本健太郎らが追い付くと、2位争いは9人の激戦となる。
37キロ過ぎで設楽を捉え先頭集団になると、39キロ付近で集団も崩れ始め、中村が抜け出す。これに大迫と服部が食らい付くも、中村が逃げ切って1位、2位には大迫との競り合いを制した服部が入った。
女子は5人の先頭集団が、15キロ過ぎの早い段階での前田穂南によるペースアップによって崩れ始める。19キロ手前からは、鈴木亜由子だけが付いていく展開となる。前田は鈴木も振り切って独走体勢となると、2位の鈴木、3位の小原がそのままフィニッシュした。
スポンサードリンク