米中対立長期化で金融政策への影響は不可避か

2019年9月3日 14:45

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記事提供元:フィスコ


*14:45JST 米中対立長期化で金融政策への影響は不可避か
 米ブルームバーグ・ニュースによると、米中両国の通商交渉当局者は9月中に行う予定の協議日程を未だに設定していないもようだ。匿名条件で述べた関係者によると、中国側の訪米日程は2日時点でまだ決まっていない。市場関係者の間からは「輸入関税発動の延期要求をトランプ政権が受け入れなかったことが協議継続に何らかの影響を及ぼす可能性は高い」との声が聞かれている。

 市場関係者の多くは米中協議が9月中に行われると予想しているが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合が開かれる9月17−18日までに協議が行われなかった場合、FOMCでの議論にも影響が及ぶ可能性がある。現時点で米中協議の見通しは不透明であり、リスク選好的な取引がすみやかに拡大するとの見方は少ないようだ。《MK》

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