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バスケ男子、W杯に向け日本代表候補16人発表
日本バスケットボール協会は30日、8月から中国で行われる男子のワールドカップ(W杯)に向け、日本代表候補16人を発表した。米NBAにドラフト指名を受け大きな話題となっている八村塁や、同じくNBAで戦う渡邊雄太等は主力としての期待が集まる。
自国開催での出場となった2006年大会以来となる今大会へ向けて、渡邊は「向こう(米国)でやってきた経験をチームに還元できたらいい。中心選手としてやらないといけないと思っている」と意気込みを語っている。
■記憶に新しい予選での激闘
稀に見る劇的な展開が繰り広げられた昨年のアジア2次予選。開幕から4連敗と苦戦が続いた日本代表は、予選途中から加わった八村と渡邊の活躍により息を吹き返し、一気に8連勝を飾り出場権をもぎ取った。
NBA所属選手への期待や、日本国内へ目を向けてもプロリーグの盛り上がりに初の1億円プレイヤーの誕生など、かつてない程に活気に満ちていると言って良い男子バスケ界。その加速し続ける勢いのままに挑む、13年振りの世界への挑戦だ。来年には東京五輪も控えており、国際舞台において日本バスケの存在感をどこまで示すことができるか注目だ。
■試される国内リーグの実力は
予選でも司令塔として活躍をみせたポイントガードの富樫勇樹は、今月下旬に発表された怪我により選出されずW杯への不参加が決まったものの、頼もしいメンバーが顔を揃えた。
昨年日本国籍を取得したニックファジーカスに、渡邊や八村とともにNBAサマーリーグに出場した馬場雄大や比江島慎は、何れも大黒柱としての働きが期待される。また、主将の篠山竜青や竹内公輔、竹内譲次といったベテラン勢等、長らく国内リーグの顔として活躍した選手達も選出されており、創設から4シズン目を迎えるBリーグ勢と世界との距離がどれだけのものか、初めてファンの目に映る機会とも言えそうだ。(記事:佐藤文孝・記事一覧を見る)
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