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ショッピングセンター6月売上、5カ月連続プラスに セール効果や映画併設が好調
日本ショッピングセンター協会の発表によると、休日増や映画話題作の公開などにより、6月の既存ショッピングセンターの売上高が5カ月連続で前年同月比プラスとなったことが分かった。
【前月は】ショッピングセンター5月売上、10連休と夏物好調で4カ月連続プラス
■売上高が5カ月連続でプラス
22日、日本ショッピングセンター協会が6月のSC販売統計調査報告を発表した。6月の既存ショッピングセンターの売上高は、前年同月比2.4%増の5,258億3,489万6,000円となり、5カ月連続でプラスとなった。
低めの気温により夏物衣料が不振だったショッピングセンターがあったものの、休日が1日多かったことに加えて、大手衣料品専門店での値引きセールの実施、飲食やサービステナントの好調、映画館を併設したショッピングセンターでは話題作の公開が売上増に寄与した。
■テナント売上高が好調続く
このうち、テナントの売上高は前年同月比3.2%増の4,204億1,106万3,000円となり、全体同様に5カ月連続でプラスだった。5月の前年同月比3.0%増と合わせて、2カ月連続で増加幅が3.0%を越えたのは、2015年9月(3.4%増)、10月(3.3%増)以来となる約4年ぶりのこと。一方、キーテナントは同0.5%減の1,054億2,383万3,000円となり、2カ月ぶりに減少した。
■千葉、大阪、福岡が好調
都市別では千葉市(前年同月比:6.0%増、以下同じ)、大阪市(4.1%増)、福岡市(5.2%増)などが特に好調だった。一方で前年割れとなったのは横浜市(0.4%減)と広島市(4.4%減)の2都市のみだった。その他の地域別ではいずれも前年を上回っており、特に東北(4.1%増)、近畿(5.2%増)、中国(4.9%増)が好調だった。
大阪市部や近畿地域では、G20開催でセールを7月に先送りした店舗が多かったものの、昨年の大阪府北部地震の影響で休館したSCがあったため、その反動増があった。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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