映画『Sorry We Missed You(原題)』カンヌ・パルムドール受賞ケン・ローチ監督最新作

2019年5月24日 20:02

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記事提供元:ファッションプレス

 映画『Sorry We Missed You(原題)』が、2019年12月13日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開。

■カンヌ・パルムドール受賞、ケン・ローチ監督最新作

 映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』でカンヌ国際映画祭 最高賞パルムドールを受賞した、イギリスの巨匠ケン・ローチ監督最新作が公開決定。

これまで労働者や移民、貧困など社会問題に焦点を当て、社会的弱者を取り巻く現実、明日を生きようとする人々の懸命な姿を捉えた作品を世に送り出してきたケン・ローチ監督。

■“働いても働いても報われない”英国家族の物語

 2016年のカンヌ国際映画祭にて、最高賞パルムドールを受賞した『わたしは、ダニエル・ブレイク』を最後に映画界からの引退を表明していた、イギリスを代表する名匠ケン・ローチ監督。監督が引退宣言を撤回してまで、本作『Sorry We Missed You(原題)』で描きたかったのは、時代の波に翻弄される「現代の家族の姿」だ。

物語の舞台は、イギリス北東部ニューカッスル。マイホーム購入を夢みて働く父・リッキーとホームヘルパーとして働き家計を助ける母・アビー。そして2人の愛する息子セブ、娘ジェーンの4人家族が主人公だ。

父リッキーは、大手配送業者のフランチャイズの下請けドライバーとして働き、母アビーはホームヘルパーとして朝から晩まで働く。理不尽なシステムによる過酷な環境下では、働いても働いても、社会の下層から這い上がれない報われない日々が続いている。社会への「怒り」、働き方への疑問。両親が懸命に働く中、子供たちはどんどん寂しさを募らせていくのだった…。

■3度目のパルムドール受賞も期待

 映画『Sorry We Missed You(原題)』は、第72回カンヌ国際映画祭ではコンペティション部門にノミネート。『わたしは、ダニエル・ブレイク』『麦の穂を揺らす風』に続き、ケン・ローチ監督、3度目の最高賞パルムドール受賞も囁かれている話題作だ。

■【作品情報】

 映画『Sorry We Missed You(原題)』
公開日:2019年12月13日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開
監督:ケン・ローチ
脚本:ポール・ラヴァティ
出演:クリス・ヒッチェンズ、デビー・ハニーウッド、リス・ストーン、ケイティ・プロクター
photo: Joss Barratt, Sixteen Films 2019

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