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AKS事件、気になる太田プロとの関係性
ここ数カ月、ほぼ連日のように話題になってきたNGT48の事件も、山口さんら3名の卒業が決まり、最後の握手会も終わって、ようやく沈静化……と言うか、もはや話題に取り上げるだけのバリューも喪失した状態になりつつあるが、今回の件ですっかり信用を無くしてしまったAKSと、そのAKSが直接プロデュースしているグループへの風当たりの強さは、今後の復活をなかなか許さない程度にまで強くなってきている。
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NGTはテレビ・ラジオの番組をすべて失い、今回の件とは直接の関係がないとは言いながら、AKBも長年パーソナリティを務めてきたラジオやテレビの番組が打ち切られるなど、露出が激減する傾向に歯止めがかからない状態である。
この状態に追い打ちをかけるように、これまで協力体制を取ってきた、他の芸能プロダクションや番組制作会社との関係にも、隙間が生まれてきたようだ。その中でも気になっているのが、太田プロとの関係である。
秋元康氏がAKBを立ち上げたときに、真っ先に協力をしてきたのが太田プロダクションで、現在もAKSの運営には、太田プロ社長の親族でもある磯野久美子氏がプロデューサーとして名を連ねている。
また大手のホリプロやナベプロをしり目に、前田敦子、大島優子、指原莉乃と、総選挙で1位になったメンバーのほとんどが太田プロ所属であり、その他でも、初期のバラエティ担当野呂佳代、前NGTキャプテンの北原里英、前総監督の横山由依、現在海外で活動している入山杏奈、そしてNGTの炎上クイーン(?)中井りかが所属している。
また、『有吉AKB共和国』『さしこのくせに』『ヨンパラ』といった深夜番組で、所属の実力派芸人をMCにしたAKBの番組を企画し、タレントとして鍛え上げる役割も果たしており、AKBGとしては感謝しても仕切れないほどの存在であることは間違いない。
しかしながらここ数年、NGTの事件より以前から太田プロとAKSの関係が、徐々に疎遠になっているように思われる。
もちろん、前田、大島、野呂、北原といったメンバーが卒業したこともあるが、彼女たちのあと、太田プロが引き取った現役メンバーは入山杏奈と、中井りかの2名のみ。
その入山は、海外留学としてAKBグループとしての活動はしておらず、中井は現在絶賛炎上中。前田、大島と簡単に比べることは、時代もグループの勢いも違うので可哀想ではあるが、正直格落ちの感は否めない。
また所属芸人も、土田晃之は欅坂46のお父さんとなり、今回のNGTの事件でも、AKSに対して辛辣な、しかし正論を述べているし、アルコ&ピースはラジオ番組で乃木坂と長年共演。有吉弘行も、最近は乃木坂高山一実との共演が目に見えて増えている。
さらに指原莉乃は、卒業コンサートのグッズ制作の仕切りが「AKSじゃないくて太田プロだから大丈夫」と、かなり露骨に運営への不信と、その当てつけのように事務所(太田プロ)の優秀さを語っている。
この先は、記者の推察であり裏が取れているわけではないが、AKSの内部において、秋元氏や磯野久美子氏といったクリエイティブ色の強いスタッフと、経営……露骨に言えば銭勘定第一主義のスタッフとの間で主導権争いが起こり、前者が影響力を喪失しつつあるのではないかと考えられるのではないだろうか?
いずれにせよ、夢を持って芸能界に入ってきた少女たちを、金の卵を産む鶏扱いすることのないよう、一人一人ときちんと向き合える運営であって欲しいと願うのみだ。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る)
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