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課題解決のための読書術 国会図書館利用のススメ
ビジネスやライフイベントで課題が出てきた際の「効率的・効果的な解決策」といったら何が浮かぶでしょうか?私の場合、課題解決の最重要ツールは「読書」です。年間600冊ほど読み、読んだ本のジャンル数=解決した課題の数となっております。課題解決型の読書で重要なポイント3つを皆様にご紹介します。
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■課題解決型読書術 3つのポイント
1:水平読書
2:マッキンゼー式フレームワーク
3:国立国会図書館
1:「水平読書」の実践
水平読書とは、経営コンサルタントの横山信弘氏が提唱している読書法。1つのジャンル・テーマにつき5~10冊読み、複数冊の共通点や相違点を把握し、そのテーマのノウハウを吸収するものです。権威ある著者の本でも、情報に偏りがあると課題解決には心もとないです。複数冊読んで情報の質を比較することで、偏りを無くなり分野の概要が把握できます。
2:マッキンゼー式フレームワークの活用
コンサルファームであるマッキンゼー日本支社が作り上げた課題解決のフレームワーク「ソラ・アメ・カサ」。「ソラを見ると曇ってきた(事実)、アメが降りそうだ(解釈)、カサを持って行こう(判断)」という3段方式を読書にも当てはめます。本に書いてある事実を抜き出し、感情や解釈を記す、行動の判断やコミットをして課題解決に進める、といった活用法です。
3:国立国会図書館の活用
多量の本を探して読む…これを効率的に行うための最強ツールが国立国会図書館で、東京と大阪にあります。国会図書館には過去に国内で刊行された本・雑誌・音楽資料などが全て所蔵されています。そして館外への持ち出しはできないため、同時に他者が読んでなければ訪れた日に館内閲覧ができます。
閲覧室は広大なスペースで、館内には無料のwifiが完備され、パソコンが使える電源付きの部屋もあります。18歳以上なら初回登録のみで誰でも利用でき、利用は無料、複写も有料でできます。食堂やカフェもあるので1日調べ物や作業も可能です。
さらに秀逸なのが、インターネット上で管理できるマイリスト。蔵書のデータは過去出版されたもの全てなので、今後読む必要のある本などをブックマーク管理できます。
以上の3つのポイントを活用して、「課題に合った本を5~10冊ピックアップし、国会図書館のマイリストに登録。国会図書館に行き、マイリストにある本の貸し出し申請をして、水平読書する。書き出したノウハウについて、感じたことや解釈を記し、アクションプランに落とし込んで実行する。新たな課題が見つかったら、また読書で対処する」といったPDCAで私は課題解決を進めております。3つのポイントのうち、どれかを試すだけでも課題解決へのレバレッジがあると思いますので、ぜひ一度お試しください。(記事:福島だいすけ・記事一覧を見る)
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