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本格芋焼酎「鶴空」がデビュー、羽田・成田のJALラウンジなどで提供
「鶴空」(画像: JAL Agriportの発表資料より)[写真拡大]
JAL Agriportが本格芋焼酎「鶴空(つるそら)」を完成させ、4月18日より提供を開始すると発表した。提供されるのは、羽田空港国際線サクララウンジ、成田空港JALサクララウンジ、並びにホテル日航成田スカイバー「サンセットラウンジ」となる。
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JAL Agriportは、日本航空と和郷(千葉県香取市)が共同出資(出資比率は非公開)して設立した会社で、18年4月18日に登記が完了している。18年5月21日、両社は記者会見を開き、共同出資会社を設立し農業事業に参入することを発表している。
同社は、千葉県成田市川上に拠点を置き、イチゴ、サツマイモなどの収穫体験や食事を楽しめる体験型農園施設を開園し、プライベートブランド商品の生産・加工・販売を行うとしている。
今回はその一環として、自社の農園で栽培した食用の「紅はるか」と「紅あずま」というサツマイモから蒸留したアルコール度25度の本格芋焼酎を造ったとのこと。なお19年7月には、ブレンドの比率やアルコール度数を変えた「プレミアム鶴空」をJAL国際線の機内で販売する予定という。
JALの機内販売と言えば、芋焼酎「森伊蔵」が有名である。森伊蔵は鹿児島県の焼酎メーカーである森伊蔵が製造する芋焼酎で、「魔王」「村尾」と並び3Mと呼ばれる幻のプレミアム焼酎であり、入手が困難な焼酎として知られている。
森伊蔵は現在も国内線・国際線のファーストクラスで機内用の無料飲料として提供されている。販売は、JAL運航の国際線ファーストクラスとビジネスクラスでのみ行われており、毎年3月1日より売り始め在庫が無くなり次第終売する。
ここで今回気になるのは、JALの関連会社が同じような本格芋焼酎、更にはプレミアム焼酎を製造し、関連施設で提供したり近々には機内販売まで行うことの真意だ。
筆者は森伊蔵を何度も飲みその絶品さを十分に承知しているが、「鶴空」をまだ試飲したことがない。味比べをすることも出来ないので軽々なことは言えないが、昨日今日出来たばかりの焼酎と森伊蔵を比較すること自体に無理がある。
当面は森伊蔵がJALの機内から消えることはないであろう。しかし今後、JALは森伊蔵と「鶴空」を入れ替えようとしているのか、それとも併用しようとしているのか、森伊蔵の愛飲家としては気になるところではある。(記事:kan1713・記事一覧を見る)
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